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信州の匠を訪ねて

04 都築木材 市川昌男さん

匠の会総会2017レポート 前篇

匠の会とは、工房信州の家づくりを支える施工パートナーが月に一度集う会のこと。匠の技をさらに磨き上げるべく、材の加工方法や納まり・使い勝手などの意見交換から細かな技術革新を積み重ね、職人同士の連携を高めてより良い建物づくりにつなげることを目的に開催しています。

毎月の会は東北信と中南信の二拠点に分かれていますが、年に一度、全県の施工パートナーが一堂に会する場が「匠の会 総会」であり、今年は52社の職人たちが集いました。総会では、特に多大なるご尽力をいただいたパートナーに感謝の意を伝える表彰制度があります。今年度表彰をさせていただいた匠を今月号・来月号にわたり紹介していきます。

 

【 特別表彰 】 都築木材株式会社 市川昌男さん 

表彰は通常企業ごとですが、担当者個人に向けて特別に表彰をさせていただいたのが、都築木材の市川さん。木材調達の主幹をなす市川さんは、工房信州の家の担当になって13年。当初は年30棟程度の現場が今や約100棟にまで数が増えても、高い木材品質を全棟で保てているのは市川さんの厳しい目が行き届いているからに他なりません。数が増えエリアが広がっても、担当は変わらずお一人で仕事の質を高めていることから、今回の表彰とさせていただきました。市川さんの対応の迅速さと丁寧さは、当社スタッフの折り紙つきです。

 

いいかげんな仕事はしない

棟数が増えてもより良い仕事を実現している秘訣を市川さんに尋ねると、現場スタッフとの連絡の密さにあるとの答えが返ってきました。「納品は、期限通りが当たり前。出来なければ、現場の進行が止まってしまい関わる方全員に迷惑がかかる。いいかげんな仕事は絶対にしない、ということを、この13年間第一に考えてやってきました。ミスをしないために、現場の状況を積極的にスタッフの方に確認するようにしています。時には、早く指示をくださいと急かす場面もあり、スタッフの皆さんにはうるさいやつと思われているでしょうね(笑)」

 

お客様の気持ちに共感する、着工式がやりがいに

市川さんの仕事の丁寧さは、着工式に垣間見えます。県内各地で年間100回近く行われる式に、ほぼ毎回出席されているのです。土曜でもよっぽどの用事がない限り休まず、この13年で欠席は数回程だそう。「私も6年前にマイホームを建てて、よけいにお客様の気持ちに共感できるようになりました。着工式は毎回気持ちが引き締まり、このお客様のために頑張ろうと思える、大切な場です」