家鳴り

冬の夜中などに、「バキ、バキッ!」といった大きな音に驚かれたことはありませんか。
新築時にはこうした音が必ず発生するといってもよいでしょう。
これは柱・桁・梁・棟木などの構造材が少しねじれたりひび割れしているだけですので、
心配ご無用!新築後数年で、落ち着いてくるかと思います。

無垢材は大気中の水分を吸収したり、放出したりして、
私達の住まいを適切な環境にしてくれます。
湿気の多い時は水分を吸収して伸び、逆に乾燥する時には水分を放出して縮みます。
これは木が呼吸しているためであって、生きている証ともいえます。
このような現象は木材特有のもので、均一で機械的な材料を求められる
今日の住まいづくりには欠点ともいえるでしょう。

これらを欠点と捉えるか、利点と捉えるかは人それぞれですが、
一般的に木の欠点といわれていることも「木は生きているものだから」と
お考えいただけたらと思います。