家は人の手によってつくられるもの。決して工場でつくるものではありません。そして、家に暮らしを合わせるのではなく、暮らしに合わせた家にすることが、本来の家づくりのあり方。私たちはずっとそう信じてきました。
ところがいま、建具ひとつにしても、一からつくると言うとお客様はびっくりされます。メーカーのつくる既製品の中から選ぶものだと思い込んでいらっしゃるのです。昔は建具屋さんにオーダーするものだったし、工房信州の家ではそれが当たり前です、と申し上げると二度びっくり。それくらい日本の家づくりは工業化され、規格化されているんですね。
でも、人の個性は千差万別。決して規格化されないものです。そんな個性をもった人間が集まって住むのが家なのですから、やはり人の手によって、住む人に合わせた家を丁寧につくり上げるのが当たり前なのではないでしょうか。私たちはそんな風に思っています。
「きれいに仕上がっていればどっちでもいいよ」とおっしゃる方もおられることでしょう。しかし、2、3年経った時、もう一度見直してみてください。私たちがつくった家は、人が生活することによって味わいが出て、色も深みを増しているはずだという自信があります。使い込むほどに馴染んでくる家、それが職人が手づくりすることの値打ちなのですから。
「匠の会」
工房信州の家づくりを支える職人さんは、私たちの下請けではなくパートナーであるとの考えのもと、フォレストコーポレーションは地域の業者さんと家づくりのコンセプトを共有する場として、「匠の会」を月一回開催しています。
パートナーの皆さんからは、新技術など、効率的な家づくりのための情報をいただき、当社からはお客様のお住まいの施工状況などを提供し、よりよい「工房信州の家」をつくるために、熱心な議論が展開されます。この「匠の会」が、伝統の技を継承する職人の皆さんが仕事に取り組むうえでの、高いモチベーションと経営的な安心感につながり、本物の家づくりを目指す職人さんが一人でも多く地域に根づくことを、フォレストコーポレーションは期待しています。
桜で有名な高遠町に移って12年。下駄箱・玄関収納・食器戸棚など、主に造り付けの大型家具を中心に注文生産をしています。 素材・形状・価格などについては、お客様と顔を合わせ、じっくり話しあって造るのが好きです。 採算性は低くなりますけれど、家具造りの全工程を自分で管理したいという思いから、使う材はなるべく事前に仕入れて自前で保管し、乾燥させています。 地元の木(栗・たも・ならなど)で、華美でない、素朴でしっかりした家具を造っています。
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