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おとなの棲家

大人たちは信州をめざす

自然に恵まれ、人柄もあたたかい信州で、人生の後半を過ごそうとやってくる人たち―いわゆる熟年世代のIターン組が増えています。

「仕事の関係で来ているうちに信州が好きになった」「友人のところに遊びに来ていて自分もハマってしまった」など、きっかけは様々ですが、共通しているのは「豊かな自然の中で、心もゆたかな生活を送りたい」という願い。そして「同じ信州の住人になるのなら、信州の木で建てた家に住みたい」と、私たちのもとへ訪ねてきてくださいます。

青春時代、アメリカやヨーロッパ文化の洗礼を受け、男女平等の思想をもち、仕事にも遊びにもパワフルなこの世代が、いまなぜ、信州をめざすのでしょうか。

自分らしさを大切にしたい

最近、私たちとご縁があり、「工房信州の家」で住まいづくりをされた3組のお客様。信州で暮らそうと思った理由を伺いました。

夫婦仲良く過ごしたいから

ご夫婦とも仕事を持っていて、普段は横浜で忙しい日々を送るA様。これからの人生を夫婦で仲良く過ごそうと、SEASON南原に家を建てられました。

じつは横浜の家も持ち家ですが、それは子どもに残し、自分たちは信州に移ってこようと考えておられます。薪ストーブの生活や、庭の草取り、畑仕事が面白くてたまらないとおっしゃるご夫妻。パソコンも欠かせない生活アイテムなのですが、信州の澄んだ空気の中で、きれいな山並みを見ながらだと、「とても集中できる」のだそうです。

「信州に家を建てたのは二人の時間を大切にするため」。A様はそう言いきられました。

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妻のたっての希望だった信州で暮らす

病気を抱えていた奥様の療養のために、信州での家づくりを計画しておられたB様。残念なことにその途中で、奥様は亡くなられてしまいました。「どうしようか」。悩んだ挙句、B様は、奥様があんなに来たがっていた信州にお墓をつくり、自身もこちらに住むことを決意されました。

私たちが信州の木にこだわっていることに共感してくださったB様。信州へ来られるには、様々な葛藤があったことと思いますが、好きなクラシックを楽しみ、無農薬の野菜を作り、充実した日々を送っておられます。

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安全で健康に暮らしたい

土地は自分たちで探し、私たちのところへはインターネットで探し当ててきてくださったC様ご夫妻。京都から来られたお二人はとにかくパワフルでアクティブ。

「ロケーションの良さで選んだ土地なので、それをいかす間取りにしてくださいね」と、要望もはっきりしておられました。おかげで、刻々と変化する山の様相が、大きな窓から楽しめる、個性的な家が誕生しました。

「絶対に若くなっていくことはないのだから、安全で健康に暮らせることがいちばん」。それが信州を選ばれた理由なのだそうです。

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本物のよさを知り、遊び心もある世代

3組のIターンのお客様に共通しているのは、まず、夫婦で楽しもう!という気持ちが伝わってくること。「子どもには子どもの人生があるから」と、爽やかにおっしゃるのが印象的でした。

次に、チャレンジ精神。これからの人生を好きな土地で、自分らしく花開かせたいという冒険心と好奇心で、まるで若者のように心をはずませていらっしゃいます。

最後に、どうせ住むのなら小さくてもいいから本物の木の家に住みたいと思っていらっしゃること。年齢を重ねたいま、嘘のない良いものに囲まれて、毎日を安全で快適に過ごしたいという思いが強いようです。

ではなぜ信州なのか。皆さん、「アルプスを望む、雄大な景色のなかで暮らせること」「野菜づくりがしたかった」「田舎なのに都心から近く、隔絶感がない」などの理由をあげてくださいました。

工房信州のある上伊那は、中央アルプスと南アルプスという二つの山にはさまれ、天竜川が流れる景勝の地です。高遠の桜で知られ、おいしいお米や蕎麦の産地でもあります。天然温泉の宝庫でもあり、農村歌舞伎などの伝統芸能も残っています。
都会のビル街で、時間に追われる生活を送ってきた人たちにとって、最高の贅沢、最高の時間を与えてくれる場所、それが上伊那だったのかもしれません。

社会の中でするだけのことはした。子どもも一人前に育てた。さあ、あとは私たちの時間。 本物を見る目をもち、新しいことへの好奇心やチャレンジ精神にあふれた元気なおとなたちが、いま、信州をめざしています。

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工房信州の家