2つのアルプスに囲まれながら住む。この眺めは最高です。

伊那市へ移住 T様

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T様移住

DATA
【転職移住】
移住先/伊那市【南信州エリア】
移住年月/2021年11月
年代/30代
家族構成/ご夫婦

 

移住のきっかけ

ご主人
スノボや登山など、自然の中でのアクティビティが好きで、信州には以前から魅力を感じていました。生活と趣味が近い環境に身を置きたい、という思いから移住に踏み切りました。アルプスがあるのはもちろん、空気も食べ物も美味しい。トータルで見ても信州の魅力は大きかったです。

奥様
私も以前から信州に住んでみたい、と思っていたのですが、結婚を機に信州に来ることができて本当に良かったです。親戚が長野県に居たという縁もありました。

伊那谷へ移住

ご主人
伊那市に移住を決めた理由は、たまたま転職先が伊那市だったことが大きいです。伊那市だから来たという訳ではなく、働き口が伊那市だったのが実際のところですね。
山好きならではの視点ですが、2つのアルプスに囲まれながら住める環境というのは、日本でも伊那谷だけ。西側から見る南アルプス、東側から見る中央アルプス。この眺めの良さは最高です。2つのアルプスを見られるなんて、中々無いんです。

奥様
伊那谷の地形的にも、少し標高の高いところから見下ろせる街の景色がとても良く、山並みだけでなく夜景も家から見えるのは不思議な感じがしています。山が近いので、秋には紅葉がとてもきれいです。

 

ちいさな不安も、暮らせば楽しさに

奥様
都会と違い、生活に必要なものが揃っているのか少し不安がありましたが、実際は車で買い物に行くので困ることはありませんでした。でも坂道も多いし、徒歩や自転車で行ける距離ではないので車は必要です(笑)。

ご主人
私は転職先が決まってからの移住だったので、暮らしていく上での不安はそこまでありませんでした。生活するに困らないレベルで住めることは知っていたので、逆に「不便を楽しむ」じゃないですが、特に心配はありませんでしたね。

雪景色

ご主人
移住前の信州の雪のイメージからすると、南信地方は雪が少ないな、と思いました。伊那市はそんなに雪が降らず、豪雪地域のように毎日雪かきすることもありません。

奥様
雪道も年に数回しかないので、数日の間、積もった雪を楽しむ、といった感じです。雪が降ると嬉しいですね。

 

移住後の暮らし

奥様
朝は早めに起きて、薪ストーブに火を付け、カーテンを開け、その日の空の様子を眺めてから朝ごはんの支度をする。毎朝のルーティンです。平日の朝ごはんは、キッチンカウンターで済ませていますが、休みの日は土間サロンで、外の景色を眺めながらゆっくり食べています。

キッチンカウンター

ご主人
通勤前に家の窓を開けて景色を見て、美味しい空気を吸って、仕事に行く。「生きているな」という実感ができますね。

街で暮らすのと違い、時間がゆっくりと流れる雰囲気があり、移住前よりゆったり暮らしている気がします。テレビを見る時間も減りました。その代わり外の景色や薪ストーブを眺める時間が増えました。
土間に2人で座りながら趣味の話や登山の計画をしたり、薪ストーブの世話をしたり、アウトドア道具のメンテをしたり。夏は土間からウッドデッキに出て星をみたりもしています。

奥様
家の中から月もよく見えますよ。朝カーテンを開けると、南アルプスの稜線がきれいに見えて、月がまだ出ていたりするのもたまらないですね。毎朝カーテンを開けるのが楽しみ。花火もよく見えます。

窓からの景色

 

何をするにも土間サロン

土間サロンでくつろぐ

ご主人
土間がなければ出来なかったことがたくさんあります。庭から薪を持ち込む動線として使ったり、庭の様子や景色を見たり。外との繋がりは土間があることによって増えて、より自然派な暮らしが出来ています。

奥様
土間から外へ出ることが多くなりましたね。

ご主人
土間では食事もするし、焚きつけを作るなどの作業、お客様が来た時は庭から土間へ上がってもらって、そのままお茶もします。生活に欠かせなくなっています。

奥様
本を読むのも土間です。後は洗った靴を乾かすのにも、土間があると助かります。陽がよく入るので、薪ストーブをつけない時期でもよく乾くんですよ。

 

ご近所さんとの情報交換が、暮らしを豊かに

ご主人
地域の組合に入り一緒に活動していますが、そこまで大変なことはありません。密すぎず、良い感じの距離感で暮らしています。困った時はお互い助け合ったり、野菜をいただいたりもしています。

奥様
周りに薪ストーブ入れている家が多いので、薪の情報を得られたりもします。そもそも薪ストーブに寛容ですね。土地が広い分、お隣との距離もあるので、薪ストーブにはちょうど良い環境です。チェーンソーの音も、周りの家でもやってるので気にならないよ、と言っていただきました。
庭で作業をしていると世間話が始まり、薪の入手先を教えてもらったり、土地が空いてるから畑やらない?と言われたり(笑)。育てやすい野菜の情報や、この木を植えても育たない、とか、この地域ならではのことを教えてもらっています。

ご主人
人と人との繋がりで得られる情報の方が、回覧板の情報より有意義だな、と感じています。

 

薪ストーブの楽しみ方

薪ストーブのある暮らし

ご主人
最初は薪ストーブに興味がなかったんです。今までは火を暮らしに取り入れるという経験がなかったのですが、薪ストーブを入れたことで、火の温もりや、炎の揺らぎの美しさの魅力に憑りつかれてしまいました(笑)。薪ストーブを眺めていると心も身体も暖まって、とても満足しています。

薪調達は、工房信州の家のオーナー向け販売を利用しています。玉切りを買って、自分たちで割って…がメインです。他には原木を探して持ち帰り、家で薪にしています。そうした原木はご近所さんからの情報で取りに行っています。
大きな薪ストーブメンテは業者にお任せして、日常の掃除や灰出しは、自分たちで難しくなくやっています。

奥様
ストーブのガラスを拭くのも、綺麗な火を見るためなので何も苦にならずむしろ楽しみですね。


ご主人
薪割りは体力的に大変な面もありますが、無心で出来てストレス発散にもなり、楽しみでもあります。そういう部分も含めて薪ストーブライフだと思う。
採って切って割ったもので、焚いて暖まる。一連の薪ストーブライフが楽しいです。

薪棚

ご主人
薪棚は趣味として自作しました。薪をきれいに並べるのは妻の趣味です。

奥様
薪を並べるのが大好きで(笑)、綺麗にディスプレイされているのも素敵だな、と思うんです。私は焚きつけ作りもやっています。

 焚きつけ

ご主人
焚きつけづくりも土間サロンで出来るので、土間と薪ストーブの組み合わせはバッチリでした。

奥様
冬はなるべく薪ストーブの上で料理をして、ガスの節約も兼ねています。

 

移住を検討している方へのアドバイス

奥様
100%の土地探しをしないことをおすすめします。20~30%は妥協しても、住んでみると良く感じたりするんです。少しの妥協はあって良いと思います。

ご主人
長野県は広いので、地域ごとの特色や気候を踏まえて、どんなところに住みたいかを決めて、それに合う地域を選べると良いと思います。本当に好きな、住みたいと思うところがあれば、迷わず飛び込んで良いと思いますね。