こんにちは!諏訪展示場の横地です。
あんなに暑い暑いと言っていたのに、少し肌寒くなってきた今日この頃。
信州は日中こそ太陽の恩恵を感じますが、日が沈めば10℃近くまで下がっていよいよ冬が近づいているなと感じます。
北アルプスでは初冠雪となったようで、ついにグリーンシーズンも終わってしまいました。
今回のブログでは、そんな今年のグリーンシーズンを締めくくるべく登った北アルプスの立山をご紹介します。
~立山ってどんな山?~
立山とは、北アルプス北部にある雄山、大汝山、富士ノ折立の3つの山の総称です。
日本百名山であり、古くから山岳信仰の山として注目される日本三大霊山のひとつでもあります。
立山登山の起点となる室堂までは、立山黒部アルペンルートでアクセス可能で、気軽に登れる日本百名山として人気があります。
横地は昨年、立山よりも北にある剱岳に登った際に室堂から歩き始めたのですが、その時に立山の景色に圧倒され、念願かなって今年登ることができました。
夏に登ることも考えたのですが、ポスターで見た立山の紅葉が気になり、10月初旬の紅葉の時期を狙って行ってきました。
結果として紅葉はピークの時期で、天気も良かったので大当たりでした!
~立山へのアクセス~
立山登山の起点となる室堂へは、富山県側と長野県側からアクセスができます。
富山県側からは、電鉄富山駅から富山地方鉄道、立山ケーブルカー、立山高原バスを乗り継ぎ約2時間。
長野県側からは大町市の扇沢から関電トンネル電気バス、黒部ケーブルカー、立山ロープウェイ、立山トンネルトロリーバスを乗り継ぎ約1時間。
長野県側からアクセスすれば、途中で黒部ダムの観光放水を見れたり、富山県側からは例年4月~6月に雪の大谷を楽しむことができるなど、観光の側面もあることが立山黒部アルペンルートの楽しみのひとつです。
~立山登山のコース~
立山で一番人気がある山は雄山ですが、その雄山は室堂から約2時間で登れてしまいます。
急登箇所はあるものの、危険なポイントはなく、初心者の方でも登りやすい山です。
室堂から一ノ越までは立山の雄大な山並みを楽しみながらじわりじわりと標高を上げていきます。
一ノ越まで登ってくると槍ヶ岳や薬師岳、黒部五郎岳など北アルプスを代表する山々が迎えてくれます。
一ノ越から山頂までは急登となるので、足元に注意しながら歩きましょう。
山頂には社務所があり、休憩が取りやすいです。例年10月から山頂のトイレが閉鎖されてしまうので、登山前に確認しましょう。
今回は雄山からさらに大汝山、富士ノ折立、真砂岳と縦走をしました。
こちらのコースは全体行程約5時間半で、高度感のある岩場や、歩きづらいガレ場が多くあるので中級者向けと言えるでしょう。
ただし、気持ちの良い稜線歩きが楽しめて、眼前には迫力ある剱岳が聳える景色は圧巻です。
~立山の紅葉~
立山の紅葉の見ごろは9月下旬から10月上旬です。
残念ながら今年の紅葉は終わりつつあります。
横地が登った日はちょうど紅葉がピークくらいで、とても素晴らしい光景を見ることができました。
特に雷鳥沢キャンプ場からの景色は感動的で、今年ラストの北アルプスにふさわしい光景でした。
この時期忘れてはいけないのが、服装です。
立山があるのは標高2,400m以上の高所です。
紅葉の時期でも平均気温は一桁で、息が白くなるくらい寒いです。
街中の感覚で安易に薄着で行くのは低体温症のリスクもあるので危険です。
事前にしっかりチェックして行きましょう。
~今年の北アルプスは濃い思い出ばっかり~
今年は北アルプスに6回登りましたが、そのうち4回が泊まり登山。
こんなに多くの時間を北アルプスで過ごしたのは初めてで、本当に濃いグリーンシーズンでした。
どの山が一番良かったか決められないくらいどの山行も良くて、貴重な体験も多くできました。
北アルプスはこれから冬に入り、自分一人ではいけない山域となります。
次の夏が来るまで待ち遠しいですが、その間に来年の計画を立てていこうと思います。
当ブログでは、まだご紹介できていない北アルプスのネタがありますので、随時ご紹介していきます。