ダブル土間が結ぶ、アウトドアリビング

原村Y様邸/ご夫婦+お子さま2人

カテゴリ|信州への移住・別荘

八ヶ岳の麓に建つ、緑に囲まれたY様の家。築4年目を迎え、お子さまが十代後半となった今もなお、家族みんなで家で過ごす時間を楽しまれているそう。“土間”と”アウトドア”が家族をつなぐ、素敵なお宅を訪ねました。

 

屋外リビング、屋外キッチン

ご主人:
外で過ごすのが気持ち良いシーズンは、庭にタープを張りっぱなしで過ごしているんです。土間やウッドデッキの軒とつなげて庭での暮らしがとても身近になり、休日のランチはほとんど外ですね。バーベキューやダッチオーブンを楽しむこともしょっちゅう。屋外リビング・屋外キッチンという感覚で、楽しんでいます。


ウッドデッキにつながる南の窓は、大きなフルオープンサッシ。庭までリビングの一角のようなつながり。

 

 

ポイントは "ダブル土間"

ご主人:
わが家のプランのポイントは、”ダブル土間”ですね。はじめはテレビで紹介されていた「土間サロン」を見て、なんだこれは!と。アウトドアやスポーツが大好きな、わが家の生活スタイルにぴったりだと思いました。

わが家では用途を分けた土間を2つ作りましたが、これがとても良い。南の土間は、大きなフルオープンサッシを開け放って庭と一体になり、アウトドアリビングを楽しむのに欠かせない場所。北の土間はクローゼットとして趣味のグッズを置いていますが、外との出し入れがしやすくタフに使えて重宝しています。

外の暮らしを楽しむのに無くてはならない空間で、もう土間のない生活は考えられません。

 


外と中の中間領域となる土間サロンは、用途も多彩。

土間クローゼットには、一家のアウトドア用品がずらり。壁は板張りで、フックを設けたりとアレンジも自在。

 

 

 

いくつになっても、家族で過ごせる

ご主人:
もともとは、子どもが生まれる前に私が購入した中古住宅に住んでいたのですが、中学生になった長男が「狭くて友だちも呼べない」と言うので建替えることにしたのです。
今や、一緒にキャンプをするという年令ではなくなりましたが、休日の庭作業やアウトドアランチなど、当たり前のように子どもと外で過ごす時間がもてるのは貴重なことです。

 

ご主人:
それと、家族みんな体を動かすことが好きなので、室内のリビングはトレーニングルームと化していますね。広々としていて気持ちよく汗がかけます。据え付けのプロジェクターと電動スクリーンを設けてあるので、みんなでバランスボールに座りながらスポーツ観戦することも(笑)


休日の夜は、大スクリーンで映画鑑賞するのが楽しみ。

 

標高1150mの快適な暮らし

ご主人:
建替えてからの大きな変化は、結露がほぼ無くなったこと!前の家は湿っぽい空気感でしたが、今は空気がとても爽やかです。
それから標高1150mありますが、冬の朝でも15℃あって快適。自然の豊かな場所ですが、自然と上手く共存できる住まいになり嬉しいです。


和室はフチなしの琉球畳。地窓を通して北へと目線が抜ける。

住まいの中心に据えた薪ストーブ。スッキリとした白レンガの炉台で、夏場のインテリアにも映える。

 

 小川貴司

スタッフが驚くほど楽しく住みこなしておられるY様ご家族。オーナー様には教えられることばかり。土間とお客様との相乗効果で、これからも想像以上の何かが生まれそうな予感がしました。

 

Data
建設地/ 諏訪郡原村
竣 工/ 2015年3月
敷地面積/309.76坪
延床面積/39.60坪
Staff/ プランナー 小川貴司、コーディネーター 織部聖奈、施工 山住和志