八ヶ岳の別荘暮らし

原村O様/2人住まい

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二拠点生活歴25年

空気が綺麗で晴天率も高い。自然豊かで環境が良い八ヶ岳にはずっとよく遊びに来ていました。
茅野市にある八ヶ岳の登山口、美濃戸口に元々設計士が自ら設計し住んでいた家を購入し、平日は東京、休日は信州という二拠点生活を始めました。

今は仕事があるけれど退職したらこちらに移り住みたいと思いました。
そこで傾斜の急な場所に建ち、空間の変化に富む段差の多い家を手放し、老後まで住みやすい場所に快適な家を新たに建築する計画を立てました。

新たに見つけた土地は原村の別荘地。標高1,350m。広く、比較的傾斜の緩やかな土地です。
夏は直射日光が当たると暑いけれど、陽が陰るとすぐに涼しくなり湿気もほとんどありません。朝晩の気温差がとても気持ちいいです。
冬場は仕事を終えて金曜の夜に帰ってくると室内は8℃ほど。一週間家を空けていても水が凍結する心配はありません。
家を温めるのにまず石油ストーブをつけ、薪ストーブを焚きます。すると一時間も経たずに石油ストーブは必要なくなります。

信州に帰ってくると山の景色を堪能できます。
買い物をするのに茅野に下っていくと南アルプスが見え、帰り道は正面に八ヶ岳が。左手には蓼科山や霧ケ峰が見えます。その時々で表情を変える山々ですが、一日の中でも夕方色づく姿はとても綺麗です。
夜は夜で楽しみが。満点の星空なので天体観測をするのにもってこいです。

八ヶ岳周辺は季節ごとに環境が大きく変わります。移住を検討する際にはペンションなどで予め気候の体感をしておくといいですよ。

 

 

木の家でゆったりと過ごす

東京ではコンクリートの家に住んでいました。防火に強い家ですね。
木の家には憧れがあり、始めはログハウスも検討していました。しかし温まるのに時間がかかるため断念。
どうせなら国産材の家にしたいと思っていました。
工房信州の家はさらに県産材を使っているというところも気に入りました。珪藻土や漆喰など湿度調整が出来る自然素材を使っているという点も。

この家は窓が大きく、とても明るく風通しも良いです。
陽がよく入るため、よく晴れた日は薪ストーブをつけなくても寒くありません。

元々持っていた長火鉢を磨いて使えるようにしたいと思っていました。
それが似合う土間を作り、今ではしっかり活用しています。土間と繋げて設けた窓際の書斎は趣味のプラモデルを作ったりくつろいだりするのにぴったり。

音楽が専門の妻はピアノやチェロを置ける部屋を。壁一面に楽譜やアルバムを収納できる本棚も設置しました。
それぞれの空間には戸を設けず、上部が開いた間仕切り壁や障子でリビングと繋がりお互いの気配を感じ取ることが出来ます。

お互いの趣味に没頭できる適度な距離感の間取りや空間で、ゆったりと過ごす週末。信州に来るとほっとします。

 

 

東京では出来ないこと

一月の信州、原村は-10℃の極寒の世界。
真冬でも私たちは外でバーベキューをするんです。
東京から帰ってきたらまずかまどでご飯を炊くことがルーティン。そして熱燗片手に雪景色の中、バーベキュー。

この「東京ではできないこと」が、私たちの冬の信州ならではの楽しみです。

 

 

DATA
建設地/原村
竣工/2015年12月
敷地面積/約340坪
延床面積/約30坪

 


 

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