続・八ヶ岳の山すその家

富士見町A様邸/3人住まい

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家を建ててからもう10年が経ちました。

最初は夫婦とワンちゃんの暮らしでしたが、その後2代目のワンちゃんを迎え、子どもも生まれて、にぎやかさが増してきました。

リビングからウッドデッキを通ってドッグランへ出られる間取りは、犬が自由に動けて重宝しています。

和室は子どもの遊び場やお昼寝の場所になり、土間サロンはベビーカーを置いたり、一緒にくつろいだりできる便利な空間になりました。

段差を少なくしたり、水回りの動線を工夫したりと、ペットや子育てのことを考えた家づくりは、今も暮らしやすさにつながっています。

 


■概要

家族構成/

40代ご主人、30代奥様のご夫婦、お子さん(楓奈(ふうな)ちゃん・0歳)

ペット(初代 チワワ・ひなちゃん)

    (2代目 ポメラニアン・クルちゃん)

建築場所/富士見町

竣工/H27年9月(築10年)

敷地面積/151.57坪 延床面積/39.01坪

営業/後町 IC/奥村

  

↑新築当時のご夫婦と初代のワンちゃん   現在は家族が増えワンちゃんも2代目へ

   

 

ペットとの暮らしについて聞きました

新築時プランニングや仕様の工夫はしましたか?

ご主人:

一番はすぐドッグランにつながるウッドデッキと、リビングからも勝手口からも外に出られてウッドデッキを通って内と外とを回れるプランにしたことですね。

実際にワンちゃんが外に出たいと言ったらそこをあけてあげればウッドデッキに出ていけたりするし、さらにそのままドッグランに行くこともできる。そういうプランにすることで、ワンちゃんのストレスも少なく過ごすことができています。

初代のワンちゃんは、内と外を回遊して遊んだりウッドデッキとドッグランとを行き来してのびのび過ごしていましたが、2代目のワンちゃんは恐がりなのか階段が下りられず、ドッグランまではいけないんですけどね・・・(笑)

 

ドッグランはどのくらいの広さですか?

ご主人:

たぶん7~8m四方くらいの広さをネットフェンスで囲っています。

奥様:

これだけの広さがあれば十分で、地面は芝生にしていてワンちゃんも駆けまわっているのでお散歩に行かなくても大丈夫です。

夏とかはお散歩行くのも暑いので、ドッグランで遊んで過ごしています。

家の中の仕様で工夫したことはありますか?

ご主人:

階段下のスペースをワンちゃん用の居場所にしたことですかね。最初からここにと決めていました。

奥様:

あと、壁にワンちゃんの足型を残したことは、とても良かったなと思います。

先代のワンちゃんは亡くなってしまったので、今ではとても良い思い出です。その時しかできないものなので、本当にやっておいてよかったです。

                 

土間サロンの過ごし方は?

ご主人:

土間にベンチを置いて、私が夕方テレビを見ることがあるんですが、そんなときには、ワンちゃんも一緒になって見たりしています。

奥様:

あと子供も生まれて、ベビーカーを置いたりもできるので、玄関つながりの土間サロンはとても重宝しています。子供と散歩に出かけると、ベビーカーで寝てしまうこともあるのですが、そんな時は土間のベビーカーで寝かせたまま、少し置いておくこともでき、とても便利です!

リビングとも広くつながっているので、安心して見守れてありがたいです。

建てて10年経ち、暮らしの変化はありましたか?

ご主人:

10年の間に子供が生まれたことで、暮らし方が変化しましたね。和室は完全に子供スペースになりました。

奥様:

でも畳の部屋があってよかったと思います。夏場は子供のお昼寝スペースとしても重宝しています。

ご主人:

2代目のワンちゃんは和室の床の間がお気に入りで、床の間にある地窓からよく外の行き交う車とかを眺めて過ごしています。床の間が少し高くなっていて、犬って高いところが好きなので、床の間がちょうどいいんだと思います。

2代目のワンちゃんもあの段差ならギリギリ登れるので(笑)

想定はしていなかったですが、結果的に床の間に窓をつけてよかったと思っています。

   

ご主人:

3年くらいは、初代と2代目のワンちゃんが一緒に住んでいた時期もありました。

初代のワンちゃんの真似をしてウッドデッキと室内を回遊して遊んでいたり、ドッグランで2匹一緒に遊んだりしていました。ドッグランも広いので、あってよかったと思っています。

奥様:

ドッグランは、ワンちゃんスペースとして使っているだけでなく、親戚を呼んでみんなで毎年BBQをしたり、子供のプールもそこでしています。フェンスで囲われているからワンちゃんがいても出ていかずに自由にしておけるのですごくいいです。

   

10年間の暮らしの中で、『ここは本当に便利でよかった』と思うところはありますか?

ご主人:

2階の共有スペースは、ワンちゃんが結構走り回ったりしていて、あってよかったと思います。2代目のワンちゃんは階段が上がれないので、自分だけでは行けないですが、初代のワンちゃんは階段も勝手に上って一人で行き来していました。2階にあのスペースがあってよかったです。

ご主人:

犬って歩き回るのが好きなので、廊下がないというのがとても良かったと思います。

工房信州の広がり間取りは、部屋が仕切られていないのでどの部屋にも行き来できて歩き回りやすいじゃないですか。そこがワンちゃんの生活に合っていると思います。

奥様:

子供もそうですね。目の届く範囲にいつもいる感じなので安心です。

ご主人:

広がり間取りが内だけでなく、外にも繋がっていて範囲が広いので、ワンちゃんもいろんなところにアクセスでき、ストレスも少なく過ごせていると思います。

そういう意味でも広がり間取りとワンちゃんの相性はすごくいいと思います!

ご主人:

あと薪ストーブもよかったですね。冬はワンちゃんは暖かいところを見つけて薪ストーブの近くで過ごしていることが多いです。

ワンちゃんがストーブに近づかないようにゲートをつけましたが、それが10年間の間に、ワンちゃんだけでなく子供にも使えています。

 

これから家づくりを検討されるペットオーナー様へのアドバイスをお願いします。

ご主人:

一番はやっぱり『広がり間取りがワンちゃんにはとてもいいよ』ということですね。

あとはウッドデッキとかスペースが可能ならそのまま降りれるドッグランがあればストレスなく過ごせるからおすすめです。

奥様:

ヘルニアのワンちゃんとかもいるので、室内段差のないプランにしてあげるのもいいんじゃないかと思います。

ご主人:

あとは、ドッグランから帰ってきて、水回りが近くにあるのですぐ足を洗えて便利です。

奥様:

散歩から帰ってきたときに足を洗えるように玄関に水道があるのもいいと思います。うちはないので、少し遠いんです。

ご主人:

最後に、初代のワンちゃんは珪藻土を結構ガリガリ噛んだりしていてその跡が何か所かあるのですが、これから建てられる方には『そういう跡や傷を直すなら、生きてるうちに直した方がいいですよ!』とアドバイスしたいです。死んでしまうとそれが思い出になり直せなくなってしまうので…。


10年を経てわかったのは、暮らしは必ず変わっていくということです。

子どもの誕生やペットの成長など、家族のかたちは少しずつ移り変わります。

その変化に柔軟に寄り添い、快適さを保てる間取りや工夫があることで、日々の暮らしはより豊かになっていくのだと感じました。

 

10年前のインタビュー記事はこちら