“生きている風”を感じる終の棲家

2012年5月号 安曇野市K様邸(前編)

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【夏も冬も心地良く、を両立する家】

コッパ・・・コの字型の平屋のおうち、とっても素敵ですね!憧れちゃいます。

ご主人・・・ありがとうございます。終の棲家となる家づくりなので、年を重ねても安心して暮らせる"平屋の家"というのは、当初からの希望でした。それともう一つポイントに考えていたのが、"夏涼しい家"であること。

奥様・・・私が冷房が嫌いだったので…。住宅公園で他社さんの家をいくつか見て回りましたが、高気密高断熱の家は冷房を入れればもちろん涼しいんだけれど、どこか息苦しい感じがしました。
あと、夕方の閉展間際の時間に他社さんの展示場に入ったことがあったのですが、すでにエアコンが切られていて、むわっとした暑さがありとても居られなかったんです。とっくに日は暮れているのに、機械に頼らなければこんなに不快だなんて、とても住めないとそのとき思いましたね。

コッパ・・・機械に頼らない自然な涼しさのある家、というのが理想だったんですね。

ご主人・・・はい。壁の中に空気が流れる工法がある、というのは知っていたので、そういう考え方の家がいいのではと漠然と思ってはいました。でも、夏向きの家という印象だったので冬はどうなんだろうと…その仕組みを知りたくて、工房信州の家の「人と環境に優しい家づくりセミナー エアパス工法編」に参加したのが最初でしたね。

奥様・・・私が折込チラシでセミナーを見つけたんです。その一年前くらいから、気になる折込チラシを何社かストックしてあって、「工房信州の家」にはいつか行きたいとずっと思っていました。良いタイミングでしたね。

ご主人・・・セミナーに行ってエアパスの仕組みが理解できて、その後展示場に行って空気の良さも実感して。エアパスだったら夏も冬も心地よく過ごせるんだと納得できました。私としてはそれが一番の決め手になりましたね。

 

【“生きている風”を感じる家】

コッパ・・・奥様の決め手は何だったのでしょうか?

奥様・・・主人は頭で良さを理解できたのが決め手だったようですが、私は感覚的に良さを感じられたのが大きかったですね。何社も展示場を回って、どこも立派で見栄えはいいんだけれど、工業的な"商品"という感じがしたというか…。工房信州の家はそれとはまったく違って、あたたかみのある"住まい"と感じられました。ずっと住むなら絶対にこういう家だなと。

ご主人・・・工房信州の家のプランニングは、風の通り道を大切に考えていますよね。それが感覚的な心地よさにつながっているんだと思いますよ。私は趣味で植物を育てていますが、植物を健康に育てるには、消毒より何より風通しが大切なんだと分かります。それは、人工的にファンを回して空気を動かすのではだめで、自然な"生きている風"を感じさせてやることが一番の健康法なんです。人間もきっと同じだと思いますよ。

奥様・・・それと、自然の素材を使うことも大切ですね。クロス張りの家とはまるで空気が違いますよ。数値で表せるようなことではないけれど、実感として「いつまでも居たくなる家」というのが何よりの決め手でした。