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ブルックリンスタイルの家って何?必要なインテリアやおしゃれに見せるコツをご紹介

公開日:2022/08/29(月) 更新日:2022/10/25(火) 家づくり

ブルックリンスタイルの家って何?必要なインテリアやおしゃれに見せるコツをご紹介

おしゃれなインテリアとして人気の「ブルックリンスタイル」。
ブルックリンスタイルが生まれた背景や特色などを知ることで、理想の家づくりのための参考にできるでしょう。
本記事では、ブルックリンスタイルの概要を解説。ブルックリンスタイルに含まれる要素やマッチしやすいインテリアアイテム、家づくりのコツなどを説明します。

 

目次

 

 

ブルックリンスタイルとは?

ブルックリンスタイルとは、アメリカ・ニューヨークの行政区の1つであるブルックリンを由来とするインテリアです。
ニューヨークと一口に言ってもエリアによって雰囲気はさまざま。
例えば高級住宅地を有する「マンハッタン」は新しい流行やラグジュアリーなインテリアが多く見られます。
ブルックリンはマンハッタンとは異なり、工場や倉庫など古い建物が並ぶ工業が盛んな地域。
家賃も安いため、若い世代やクリエイター・アーティストなどが多く住むようになり、古いものを活かしながら独自のインテリアスタイルを構築していきました。これがブルックリンスタイルです。

ブルックリンの街並み写真

 

ブルックリンスタイルの家に含まれる要素

それでは、ブルックリンスタイルの家に含まれる具体的な要素について解説します。主に次のような特色が見られます。

 

レンガ・タイル

ブルックリンスタイルを象徴する要素の1つがレンガやタイル。
ニューヨークにはレンガやタイルを使用した古い建物がよく見られ、特にブルックリンには数多くあります。
本場のブルックリンのようなスタイルを叶えるためには、レンガやタイルのデザインを取り入れることは欠かせません。
なお、本物のレンガにこだわらなくてもOK。レンガの絵柄をプリントした壁紙などを使えば、レンガ・タイルづくりでない壁もあっという間にブルックリン風のデザインになります。
古めかしい雰囲気もブルックリンらしさを出すために大切なので、きれいなレンガではなく、欠けたり汚れたり少し年季の入ったデザインを選ぶと良いでしょう。
また、DIYでタイルを自分で貼り付けるなどの工夫もできそうです。自分の手でおしゃれなブルックリンスタイルをつくっていくという楽しみも味わえます。
壁全てをレンガやタイルのデザインにしなくても、一部に取り入れるだけでも雰囲気がグッと変わります。

 なお、タイルを選ぶときはサブウェイタイルがおすすめ。
サブウェイタイルとは、横長の長方形になった白く光沢のあるタイルのことです。
ニューヨークの地下鉄によく使用されているタイルで、取り入れると一気におしゃれ度がアップし外国のような雰囲気を出せます。
タイルの継ぎ目を埋める目地材のカラーなどで異なるイメージを演出できることもポイント。
白い目地材ならタイルの白と相まって爽やかな印象に、ダークカラーの目地材なら硬質でシャープな印象になります。

 内装レンガ壁写真

 

明度低めのカラー

ブルックリンスタイルの要素として不可欠なのがダークカラー。
明度の低いカラーが内装のメインのカラーとして使われていることは、ブルックリンスタイルの代表的な特徴です。
具体的には、ブラック・ブラウン・グレーなどのカラーがよく用いられます。
ブルックリンスタイルは工場や倉庫など無機質さが漂う建物を活かすことから、自然とクールで大人っぽいインテリアになります。
このインテリアの方向性にダークカラーがマッチするのです。
実際工業系の建物には明度の低いカラーが使用されていることが多いので相性は抜群。
ダークカラーでまとめることで、建物や家具などの素材感が活きることもポイントです。
壁・床・天井など建物自体はもちろん、家具や設備もダークカラーで揃えると良いでしょう。
建物に白が多い場合は、ダークカラーを差し色のようにプラスするのもありです。

 暗めの内装

 

ヴィンテージ感

古いものの趣を活かしてインテリアに取り入れることはブルックリンスタイルの真骨頂。
建物自体はもちろんのこと、設置する家具などもヴィンテージなど、古くて良いアイテムを選びたいものです。
テーブル・ソファ・棚など、年季の入った家具を置くことで、その空間に一気に深みが出ます。
長年使用され独特の趣をまとったヴィンテージアイテムは、重厚感を出す上でも活躍。
ブルックリンでは工業系の建物を利用することが多かったため、重厚なムードをプラスすることもブルックリンスタイルのポイントです。
ヴィンテージ家具をインテリアの要所に据えることで、手軽に重厚感を加えられます。
木材やレザーなど経年が出やすく味になる素材のアイテムを選ぶのが特におすすめです。

 ヴィンテージのテーブル写真

 

開放的な間取り

ブルックリンスタイルは開放的な空間づくりがなされていることも重要な要素です。
工場や倉庫を活用したものが多いブルックリンの建物は、間仕切りのない間取りもよく見られます。
仕切りがなくなることで、部屋全体が見渡せるようになり、すっきりした印象に。
光を遮るものもないため、明るく空間が広がっているように感じられます。
完全に仕切りを取り払い、ワンルームにしてさまざまな機能・設備を配置するのも良いでしょう。
LDKを区切らずにひとまとめにしたり、リビングに階段を設置したり、省スペースも考えつつ、できる限り見通しの良い空間を意識してみてください。

 もし仕切りを設けたいなら、ガラスパネルなど向こうが見える素材を使うことで開放感をなくさずインテリアできます。
また、パーテーションなど必要に応じて設置できる可動式の仕切りを用いるのもおすすめです。
また、天井を高めにつくったり、吹き抜けをつくったりすると開放感が増します。
そのほか、広めの窓を設けるなどの工夫もあり。
開放感を大切にするため、空間の広がりや明るさに気を配ることがブルックリンスタイルのカギです。

 間仕切り壁にガラス窓がある写真

 

無骨な質感

ブルックリンスタイルの大きな魅力の1つが、その無骨な質感です。
既存の古い建物を利用したブルックリンスタイルは、必ずしもきれいに整ったデザインというわけではありません。
しかし、無造作な部分も存在するその無骨さこそが、なくてはならない特色なのです。
例えば工場や倉庫のように配管やダクトがむき出しになっている状態、これもブルックリンスタイルならではのデザインです。
普通は隠すような箇所を敢えて見せることで、工場をそのまま活用したようなおしゃれさが演出できます。
無骨な部分を美しく整えるのではなく、無骨なままインテリアに取り入れる、それがブルックリン流のおしゃれのコツでもあります。
なお、重厚な質感もブルックリンスタイルに必要です。
インテリアに金属製のものを加えるとき、例えばマットな質感のブラックアイアンなどを選べば一気に重厚感が増します。

 ブルックリンスタイル内装

 

フローリング

シャープで無骨なブルックリンスタイルでは、フローリングの床がよく見られます。
木材のブラウンが室内のダークカラーにマッチするほか、経年で状態が変わるため、古めかしい風合いを楽しめるところもブルックリン風。
木目が見えやすいものや色合いに深みがあるものなどもおすすめです。
また、フローリングのデザインや板の貼り方をユニークにすると、アートな雰囲気も演出できます。
色がバラバラな板を使う、不規則に貼ってみるなどオリジナリティを出してもおもしろいでしょう。

 

 

ブルックリンスタイルの家に使うインテリア

ここでは、ブルックリンスタイルの家でよく使われるインテリアアイテムを紹介します。
これらをインテリアに加えれば簡単にブルックリンスタイルに近づけます。

 

インダストリアルな家具

ブルックリンスタイルにはインダストリアル(工業的)な家具が似合います。
例えばアルミ・スチール製のラック、ステンレス製のテーブルなどです。工場チックな雰囲気のある家具を設置することにより、ブルックリンスタイルがより際立ちます。

 

観葉植物

シャープな雰囲気でまとめながら、ほど良く緑でナチュラル感をプラスするのもブルックリン風です。
ただし、カラフルなアレンジメントなど、華やかさが全面に出るような植物はマッチしません。
おすすめなのは観葉植物。ブルックリンスタイルでよく用いられるブラウンなどとは同じアースカラーで相性も良く、統一感が出るでしょう。
もしリアルな植物はお世話が大変だと考えるなら、フェイクグリーンなどもありです。

 観葉植物がある部屋内装写真

 

アーティスティックなアイテム

ブルックリンはクリエイターやアーティストが愛する街。
そこで、インテリアにアーティスティックなアイテムを取り入れるとより雰囲気が出るでしょう。絵画やユニークなデザインの雑貨などはシンプルでクールなブルックリンスタイルの良いアクセントになってくれます。

 古いカメラ写真

 

アンティークなライト

ブルックリンスタイルを極めるなら照明選びまでこだわりたいところです。
インダストリアルと古めかしさが混在する空間において、蛍光灯など現代的な照明は浮いてしまいます。アンティークなデザインのライトであれば、インテリアに自然と溶け込むでしょう。

ペンダントライト写真

 

ブルックリンスタイルの家を作る時のコツ

最後に、ブルックリンスタイルの家をつくるときのコツを紹介します。
押さえておけば失敗を防ぎながら家づくりができるでしょう。

 

見せる収納を行う

ブルックリンスタイルでは、収納は隠さず見せることも特徴的です。
ウォールシェルフを取り付けてそこに雑貨を置くなど、インテリアの一部に収納を組み込むよう意識してみてください。

 

 

適度な引き算をする

ブルックリンスタイルにはさまざまな要素があります。また、インテリアにぴったりのアイテムも複数存在します。それらを全部詰め込めばベストなブルックリンスタイルになるのかと言えば、そういうわけでもありません。
ダークカラーのみ、インダストリアルなアイテムのみ、あまりにも偏ってしまうと、おしゃれではなくやり過ぎな仕上がりになる可能性も。
家具のテイストのバランスを見る、ホワイトを差し色に入れるなど、適度に引き算をしながらまとめることも大切です。

 

リフォームやDIYを上手に活用する

ブルックリンスタイルの家を実現する場合、リフォームやDIYなどで建物を改造する方法が考えられます。
値段や手間・仕上がりなどを加味しつつ、どこをどのような方法でカスタマイズしていくか考えてみましょう。
例えばインテリアだけでなく、外観も含めてブルックリン風にしたいというケースも考えられます。
外壁など大規模な改修が必要な部分はリフォームで一気に手をかけた方が効率的です。外観は人の目に付きやすい部分でもあるので、プロの手で確実にきれいに仕上げてもらうのがおすすめ。
内装の細かい部分などは、DIYで対応するのもありです。

 

 

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まとめ ブルックリンスタイルを取り入れて理想の家づくりを

ブルックリンスタイルは、独特な要素が数多く持つスタイルです。古さや無造作な状態を敢えて活かしおしゃれに演出することで、個性的なインテリアが叶います。
ぜひこの記事を参考に、ブルックリンスタイルについて理解を深め、家づくりに取り入れられないか検討してみてください。そして自分の理想を詰め込んだ素敵な家を完成させましょう。

 

 

 

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