家づくりコラム

Staff Blog 家づくりコラム

平屋の注文住宅のメリットは?価格や費用を抑えるコツを解説

コンシェルジュ concierge
2021/08/07(土) 家づくり

平屋の外観

階段の上り下りが不要で住み心地が良く、ゆとりある暮らしの象徴ともいえる平屋建ての家。
一昔前の日本家屋にはよくあった平屋ですが、敷地の制約や大手ハウスメーカーの規格住宅などで効率重視の家づくりが主流になり、平屋の数は減少しました。
しかし、平屋ならではのメリットも多く、世代を問わず平屋の家に憧れを持つ方が増えています。

今回は、平屋の特徴やメリット・デメリット、家を建てる時の注意点についてご紹介します。
平屋で家を建てたいとお考えの方はもちろん、新築住宅の建築を検討している方やこれからマイホームの設計を始める方にも参考にしていただきたい内容です!

 

INDEX

 

 

平屋ってそもそもどんな家?

平屋のファサード

平屋とは、一階建ての家のことを指します。
平屋は、すべての部屋がワンフロアに集約しているため、移動が楽な間取りです。そのため、幼児から高齢者まで幅広く住む事ができ、最近は「生涯住める家」として若者からの人気も高いです。
平屋は敷地条件さえ許せば、構造計算などの観点から二階建ての家よりも比較的自由な間取りにできるケースも多く、柔軟な設計が可能です。
また一階部分にすべてが集約されているため、階段などのスペースを必要とせず、無駄のない間取りを実現することができます。
二階建ての場合だと日の光を直接一階に取り入れることはなかなか難しいですが、平屋は天井に天窓を取りつければ直接日の光を取り入れることができます。
このように、平屋ならではのメリットはたくさんあり、一昔前の日本住宅でよく見られた平屋は、今でも高い人気を誇っているのです。

 

 

平屋のメリット・デメリット

平屋に住む家族

さっそく、平屋にはどのようなメリット・デメリットがあるのかみていきましょう。

 

平屋のメリット

子どもからお年寄りまでみんなが住みやすい家

一階部分にすべての部屋が集結しているため、上下移動の必要がありません。
そのため、子どもからお年寄りまでみんなが住みやすく、バリアフリーな空間に設計されています。
小さいお子さんがいる家はもちろん、年をとってから夫婦二人で住むのにもおすすめな家です。

 

ライフステージに対応しやすく、生涯住める家

二階建ての家であると、二階部分は子どもの部屋や夫婦の寝室として利用する方が多いでしょう。
そういった間取りであると、子どもが成長して巣立った時に、部屋を持て余してしまうといったことがよくあり、結果物置としてしか使われなくなることもしばしば。
しかし、平屋であれば、すべての部屋がワンフロアに集結するため、無駄な部屋や上下階移動がなくなり、年をとっても住みやすい家が実現できるのです。

 

家事に便利な生活動線

一階にすべてが集約されている平屋では、効率よく生活することが可能です。
大きな買い物をしても二階に運ぶ必要もなく、洗濯物もすぐに取りに行けるといったメリットがあります。

 

修繕費用を抑えられる

家の修繕が必要になったときに、二階以上の高所は足場が必要になったりと高額な費用がかかることがありますが、一階部分しかない平屋であれば修繕がしやすく費用を安く抑えることができます。

 

家族同士のコミュニケーションがしやすい

二階があると、家族の各々が自分の部屋にいる場合は、なかなか家族同士のコミュニケーションがとれません。
しかし、平屋であればいつでも声をかけられる距離感のため、家族全員が安心して生活できるでしょう。

 

構造的に災害に強い家

地震や台風といった災害に強いのも、平屋の特徴。通常、建物は高さが高くなるほどダメージを受けやすくなります。
逆に平屋のように、重心が低いほど地震や台風といった災害に強い特徴があります。そのため、面積が広く高さの低い平屋であれば、こういった被害を少なくすることができます。
日本は昔から災害の多い国であるため、まだ耐震技術が不十分であった昔ながらの日本家屋に平屋建てが多いのは、理にかなっていたと言えるでしょう。

 

太陽光発電に向いている

平屋は横に広がる設計であり、大きな屋根を備えられることが特徴です。
これを利用して太陽光発電を搭載する人も多くいます。
平屋は部屋数もコンパクトであることが多く、太陽光発電ひとつで家全体の電気すべてを賄うお宅もあります。

 

庭を楽しむ暮らし

平屋は柔軟な間取りにしやすく、庭を楽しめる間取りにすることができます。
よくあるのが、コの字型やロの字型の平屋で、家じゅうどこにいても窓に面したライフスタイルを実現できます。
リビングからひと続きに大きなウッドデッキスペースを設けても素敵。
すべてが一階だから、いつでもさっと庭に出ることができ、外とのつながりが自然と生まれる空間になります。

 

陽の光を浴びながらのんびり過ごせる

平屋は外の景観を楽しみやすいといったメリットがあります。
特に広い庭を設けたり、陽の光を取り入れやすい設計にしておけば、より近くに自然を感じながら家でのんびりとくつろぐことができるでしょう。
家の中にいながら四季の移ろいを感じることができるのも、平屋の醍醐味です。

平屋のリビングから庭を望む

 

 

平屋のデメリット

ここまでは、メリットばかりに思える平屋の特徴をお伝えしましたが、デメリットもあります。
どのようなデメリットがあるのか、さっそくみていきましょう。

 

広い敷地が必要

平屋でも二階建てでも、同じ土地あたりに建てられる面積には限りがあります。
二階であれば空間を縦に使えるため部屋数を多くできますが、平屋でそれと同じだけの数の部屋が欲しい場合は、広い敷地が必要となります。
土地も広くなればそれだけ土地費用がかかりますので、注意が必要です。

 

採光が難しい場合も

空間を横に広げる設計となる平屋では、窓を設けられる面に限りがあります。
面積が広くなるほど、中央の部屋に陽を入れるのが難しくなります。
また、平屋は高さがないため、周囲に高い建物がある場合、なかなか陽の光を取り入れることが難しくなってきます。
こういったことを防ぐためにも、天窓をつけたり、コの字型の設計などで工夫を加えて、住まいの中心部にも自然光を取り込めるような空間にするのがおすすめです。

 

 

平屋住宅を新築で建てる場合の相場 

夕景の平屋外観

平屋住宅の相場はいくらくらいになるのでしょうか?
この価格は希望する住宅メーカーの坪単価や間取り、延床面積や設備、アレンジなどで大きく変わってきますが、2~3LDKの広さで大体1,000~2,000万円ほどが相場です。
しかしこの価格は必ずしも一概には言えません。詳しい見積もりをしたい方は、希望するメーカーや工務店に直接聞いてみることをおすすめします。

 

 

平屋で価格が高くなりがちなポイント

平屋建ての住宅は、二階建てに比べて費用がかかるケースが多くあります。その要因として、屋根工事と基礎工事の二つが挙げられます。
平屋で二階建てと同じ床面積を確保しようとすると、その分基礎と屋根の面積が大きくなります。単純に言うと、総二階建てと比べて約二倍の基礎工事・屋根工事が必要になるのです。結果的に、二階建てよりも工事費がかさんでしまいます。

また、平屋で床面積を広くとりたい場合でも、その土地あたりに建てられる面積には限りがあります。
二階建てと同じ分だけ建築面積をとりたい場合は、それを受け入れられる広い敷地面積が必要となるため、おのずと土地購入の費用も高くなります。

こういった理由から、坪単価が高く、広い土地も少ない大都市では、郊外に比べて圧倒的に平屋の数が少ないといった特徴があります。
田舎は土地も広く、坪単価も比較的安いので、田舎暮らしでゆとりある暮らしをしたい方には平屋は向いているかもしれません。

 

 

平屋で予算を抑えるコツは? 

二階建ての家と同じだけの居住スペースを必要とすると、工事費や土地代で価格が高くなってしまうので、間取りやプランを工夫する必要があります。
二階建てに必須の階段スペースも平屋には不要ですし、必要な空間をしっかりと見極めてシンプルな設計にすれば、それだけ価格を抑えられます。

また、家の中の設備のグレードを見直すことで、コストダウンすることもできます。
キッチン、お風呂、洗面といった設備は有名メーカーやグレードの良いものにしたくなりますが、設備器具は数年のうちにメンテナンスが発生したり住宅よりも早いスパンで交換が必要になるもの。
まずは将来にわたって納得のいく建物を手に入れることを最優先に考えるならば、設備器具の予算は抑えておくというのも賢い選択肢です。
自分たちが何を優先して家づくりをしたいか、予算配分と合わせてしっかり考えておきましょう。

 

 

注文住宅で理想の住まいを実現するためのポイントとは?

平屋で幸せに暮らす親子

平屋に限らず、注文住宅で自分の理想の家を実現するために大切なポイントを3つご紹介します。

 

土地計画

家を建てる上で、土地探しは重要なポイントです。
自分のライフスタイルに合わせて、利便性や土地柄から選ぶのはもちろんのこと、大きさや形、駐車計画についても考慮した、納得のいく土地探しをおこなうことが重要です。
また、土地には建築基準法による制限がかかり、採光や用途などで建てられる面積が異なりますので、自分の中で納得する土地だと思っても、建物が建つと想像と違うものができあがってしまう可能性があります。
買ったあとに後悔しないよう、土地探しの際は、住宅メーカーに直接相談してみることをおすすめします。

 

資金計画

家を建てる際に切っても切れないのがこの資金計画。
住宅の資金計画では、お客様の収入状況や希望する間取りをもとに、住宅ローンの借入額を決め、全体の予算を試算した上で土地や建物などにどれくらいの金額をかけていくかを決めていきます。
ローンを組む方は銀行から融資を受けることになりますが、この融資額も銀行や個人の収入状況によってさまざまです。
資金計画をおこなうことで、自分がどれくらいの融資を受けることができるのか、月々の返済はどれくらいかなどを知ることができます。
この資金計画を疎かにしてしまうと、自分の納得のいく家づくりが成功しない場合があります。
家の購入前でも、資金計画をしてくれる住宅会社がほとんどですので、気になる方は希望する住宅メーカーに直接相談してみましょう。

 

会社選び

平屋にしても二階建ての家にしても、会社選びは非常に重要なポイント。
全国的に有名なメーカーのほうが安心という方もいるかもしれませんが、必ずしもそういうわけではありません。
地元ならではのメーカーや工務店は、その土地の気候風土にあったオリジナル性の高い家を販売しているところもたくさんあります。
また、有名なメーカーは仲介手数料や広告宣伝費に経費をかけているところが多いため、なかなか低予算で建てることが難しくなります。
自分に合った会社を見つけられるよう、まずはインターネットなどで情報収集をしてみましょう。

 

 

ワンランク上のおしゃれな平屋にするためのポイントは?

おしゃれな平屋のリビング

せっかく平屋を建てるのであれば、自分のこだわりを反映させながらおしゃれな家づくりをしたいですよね。
ここでは、平屋をおしゃれな家にするためにこだわりたいポイントを4つご紹介していきます!

 

ウッドデッキを設け、庭と室内につながりをもたせる

平屋の利点は、なんといっても外とのつながり。
リビングから庭にすぐに出られるようなウッドデッキを設ければ、いつでも庭を楽しめる空間ができます。
ウッドデッキがあれば広々と洗濯物を干せたり、アウトドアやバーベキューを楽しんだり、お家時間の楽しみがより一層広がります。

 

屋根や外壁をこだわり、ワンランク上の平屋に

屋根にも両妻や片流れ、フラットなものなどさまざまな種類があります。
平屋の魅力は大きな屋根。だからこそ、屋根にこだわってみるのもよいですね。
また、外壁も自分の好みに合わせて木材やモダンな資材を用いることで、よりこだわりのある平屋ができあがりますね。

 

中庭、天窓から採光をとる

平屋は、真ん中の部屋に採光をとりづらいといったデメリットがありました。
しかし、家をコの字型やロの字型にして真ん中に庭を設けたり、天窓を設置することなどでこの問題は解決できます。
陽の光で家全体を自然な明るさにすることができる、おすすめの間取りです。

 

勾配天井を取り入れて開放感のある空間を演出する

二階建ての家ですと、一階部分の天井を凝ったデザインにできないといったデメリットがありますが、平屋の家ではそんなことはありません。
平屋は天井の設計にもこだわりをもたせることができるため、勾配天井などにすることで、窮屈感のない部屋を実現できます。

 

 

平屋のおすすめ間取りモデル

ご夫婦二人暮らし コンパクトな16.5坪の平屋プラン

平屋のサンプルプラン

これは、延床面積16.5坪の平屋の間取りモデルです。

リビング、キッチン、そしてオープンな茶の間がひとつながりで、日中過ごすスペースは広々とゆとりをもって暮らせます。
リビングの南側には庭に面した大きな窓を設けて、キッチンの北側にも通風用の窓をとれば、日当たりも風通しもとても良さそうです。
その奥には主寝室と水回りがまとまっており、日常使いの物をしまっておける収納も十分にあります。
ご夫婦二人で暮らすのにぴったりのプランですね。

南北が3間(5.46m)、東西が5.5間(9.9m)の四角いグリッドの中に、過不足のない空間が上手くおさまっているのがお分かりいただけると思います。
階段や廊下など、通路にしか使えない無駄な空間もなく、上手にプランニングすれば床面積すべてを有効活用できるのも平屋の魅力。
建物に凸凹がないため構造もシンプルで効率の良い施工ができ、美しくまとまった外観に仕上がりそうです。
こうした無駄のないプランなら、もちろんコスト的にも最小限に抑えられます。

このプランはコンパクトにまとめた一例ですが、面積を大きくすると横にどんどんと広げていくことになり、部屋同士のつながり方や窓のとり方、外観のバランスなどが難しくなっていきます。

階段や上下階のバランスなどの要素を考えなくてよいので、初心者でも平屋の間取りなら作れそうと思われる方もいらっしゃいますが、自由度もあるぶん設計者の腕が試されるのが平屋のプランニングです。
必要な部屋をパズルのようにつなげていくだけでは、良い家づくりはできません。
わが家にぴったりの平屋プランを考えてみたい方は、無料でラフプランをしてくれる住宅会社に一度声をかけてみるのがおすすめです。

プランニング相談について詳しく

 

 

まとめ

平屋は「昔の家」というイメージがあった方もいると思います。
しかし、平屋には現代にも活きるさまざまな暮らしやすさや魅力が詰まっています。
新築の家を購入したいとお考えの方は、ご自分のライフスタイルや敷地・予算と照らし合わせたうえで、平屋の住まいも選択肢の一つとして検討してはいかがでしょうか?

平屋を長野県で建てたいとお考えの方は、ぜひ私たちフォレストコーポレーションにお問い合わせください。
信州の自然を感じながら過ごせる平屋を、ご家族に合わせてご提案いたします。
完全自由設計のため、お客様のご要望に合わせて住まいをご提案いたしますので、気になる方はお気軽にご相談ください。

 




 

私たちは設計士や施工管理士といった建築のプロでありながら、全社員が「信州コンシェルジュ」として豊かな信州ライフをサポートしていきます。

 信州コンシェルジュ

 

 


おすすめ記事

21/03/01 長野県への移住が人気でおすすめな理由・失敗しないポイントや仕事について徹底解説

21/03/02 田舎移住の準備・失敗しないおすすめの方法

21/03/04 地方移住先ランキング 各地域の魅力や人気の理由を紹介!

21/03/05 セカンドハウスとは?税制面での別荘との違いからローンの組み方まで解説

21/03/18 軽井沢移住の利点や失敗例、人気エリアのまとめ

 

コロナ禍で移住を検討されている方へ、おすすめ記事

21/03/11 二地域居住とは?メリット・デメリット・費用について解説

21/03/18 テレワークで地方移住!支援金制度や移住パターン・失敗しない方法について解説します。

 

記事一覧

1ページ (全13ページ中)

ページトップへ