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自然素材の家とは?メリット・デメリットや後悔しないためのポイント

コンシェルジュ concierge
2021/06/18(金) 家づくり

化学物質を使用せず、体にも優しい天然の素材でつくられた自然素材の家
自然素材の家は、家族の健康という安心面だけでなく、長く楽しみながら過ごせるさまざまなメリットや特徴があります。
今回は、自然素材の家の特徴やよく使用される素材、メリットやデメリットについて徹底解説していきます!

 

INDEX

自然素材の内装

 

 

自然素材の家とは?

自然素材とは、化学物質を含まない天然素材のこと。住宅用材として自然素材をふんだんに使った建物が、自然素材の家です。

一般的に、住宅で使われる建材の代表例としては、集成材のフローリングやビニールクロスなどが挙げられます。
しかし一時期、こうした化学物質を含む建材がシックハウス症候群を引き起こし、社会問題になりました。
新建材から放出される微量の化学物質を毎日自宅で吸い込むことで、体内に少しずつ化学物質が蓄積し、個人の許容量を超えると発症するのがシックハウス症候群。アレルギー反応や身体の不調などが症状として現れます。

建材の化学物質の基準値が厳しく評価されるようになり、今ではシックハウス症候群の発症は減少傾向にはありますが、やはり毎日の大半を過ごすマイホームはできる限り安心して住まえる家にしたいですよね。

例えば食品のアレルギー反応が出れば、それ以上食べるのをやめることができます。
しかし、マイホームはそう簡単に手放すわけにはいきません。
この先何十年と家族が健康で暮らしていくために、より安心安全な住まいを求めて自然素材の家が選ばれています。

無垢材のテーブル

 

 

家づくりに使われる主な自然素材

「自然素材の家」と一口にいっても、使われる素材はさまざま。
古くから日本の伝統建築でも自然素材が多く使われてきました。

自然素材の家づくりによく使われる素材で、代表的なものをご紹介していきます。

 

漆喰(しっくい)

漆喰の塗り壁

漆喰は、珊瑚礁に由来する石灰の壁材のことです。
日本に古くから残るお城は白い壁であることが多いですが、この素材が漆喰であり、奥行きのあるホワイトカラーが特徴的です。
何百年と経ったお城をみても変色がないことからもわかるとおり、漆喰は大きな経年変化がほとんど見られないため、長期的に安定して同じ色合いを楽しみたい方にはおすすめの自然素材です。
デメリットとしては、職人の手仕事で塗り上げていく施工のため、一般的なビニールクロスなどに比べて工期が長くなり、工費も割高になることが挙げられます。

 

珪藻土(けいそうど)

珪藻土の塗り壁

珪藻土は、優れた吸湿性能が特徴で、最近ではバスマットやコースターなどにもよく使われている身近な自然素材です。
珪藻土の原料は、海底の底から採取する珪藻という植物性プランクトンが由来となっています。
ホワイトの塗り壁にすることが多いですが、お好みによって色づけすることもでき、住まい手のオリジナルカラーで室内をコーディネートすることができます。
デメリットとして、条件によっては乾燥による収縮が起こり柱との間に隙間が出来たりすることがありますが、上から固化材を塗って目立たなくさせる補修ができます。ビニールクロスではこうした部分的な補修は難しいので、手入れをしながらいつまでも綺麗な状態を保てるのは利点ともいえるでしょう。

 

和紙

いろいろな和紙

昔ながらの日本の素材・和紙も、建材として使うことができます。
色味も質感も多彩な表現ができるのが、和紙の魅力。アクセントとして壁や天井の一部を和紙張りにしたり、襖や収納扉などの建具に使ったりと、インテリアデザインのポイントになってくれます。
柔らかい雰囲気がありながら強度の高い紙で、繊維と繊維が絡み合った隙間に空気を含むため、脱臭や保温効果も期待できます。

 

天然リノリウム

天然リノノウムは、亜麻仁油・コルク粉・松樹脂・石灰岩を原材料とし、主に床材などに使用されます。
天然リノノウムは耐火性に優れており、傷がつきにくいのも魅力です。
そのほか静電気が発生しないため、ホコリが舞わずに掃除の手間を省くことができます。床材に非常に適した材ということができるでしょう。
デメリットとしては、特有の油っぽいにおいが施工後に生じることです。気になる方は使用を控えましょう。

 

無垢材

無垢材の床

無垢材は、丸太から切り出した木材をそのまま使用しています。
木の本来の質感をそのまま味わうことができる、人気の自然素材です。
無垢材は、色・形・節や木目の表情などが多彩で、一本ずつの木によっても、製材の仕方によっても変化します。唯一無二の素材であり、愛着を感じながら長年楽しむことができるでしょう。
さらに、無垢材はその木独特の香りを放ちます。好き嫌いがわかれるものもありますが、自分のお気に入りの木材を見つければ、まるで森にいるかのような心地よさをマイホームで味わいながら住まうことができます。
デメリットとしては、やわらかさのある材のため傷がつきやすいこと、木材の伸縮によって
反りやひび割れが生じる可能性があることなどが挙げられます。あらかじめ木材の含水率を調べたり定期的にメンテナンスをおこなうことで防ぐこともできますので、さまざまな方法を知っておくとよいでしょう。

 

ウール(羊毛)

ウールとは、羊の毛でできた素材のことを指し、衣服などにも使われる素材です。
住宅で目に見える部分に使われることは少ないですが、主に壁の中の断熱材などに使用されます。
ウールは非常に断熱性に優れており、冬でも快適に生活を送ることができるでしょう。

 

 

自然素材にこだわるなら、木の種類にも注目

自然素材の家で欠かせないのは、なんといっても木。
特に無垢材を使用する場合は、木の種類によっても性質が大きく異なります。
ここでは、家の材として使われることの多い代表的な木材の特徴をまとめていきます。

無垢の木の種類

 

スギ

スギ材は、古くより日本の住宅で使われることも多い材で、和風な家に良く似合います。
スギ材は感触がやわらかいため、素足で歩いても気持ちよいといった利点があります。
やわらかい材は住まい手に心地よさをもたらすとともに、施工時にも柔軟な加工が可能になるため、さまざまなデザイン設計ができます。

 

ヒノキ

ヒノキは、日本で古くから親しまれている木材で、その独特な香りが人気です。
ヒノキの材を使えば、家の中で常にヒノキの香りを楽しむことができるでしょう。
ヒノキは高級な木材といったイメージがありますが、市場ではほかの無垢材と比べて価格変動が激しいといった面があるため、時期によって価格が大きく異なることも特徴として挙げられます。

 

マツ

マツ材は、経年変化で艶のある茶色に変化していくといった特徴があります。マツの中でも、カラマツ材は深い赤茶色に変わり和風の落ち着いた住まいに似合います。アカマツ材は黄褐色に色味が変化していき、表情が豊かで子育て世代に人気があります。
節が多くてあたたかみがあり、自然を感じるナチュラルな材のため、シンプルな部屋にも良く合います。

 

サワラ

サワラは、ヒノキとよく似た表情と特徴を備えています。
水への耐性が強い木材であり、水回りで利用されることの多い材です。
特に湿気や水分の多い脱衣所やキッチン、廊下などで重宝されます。

 

ケヤキ

ケヤキは樹齢の長い木で、神社や古い日本家屋などで大きな大黒柱や太鼓梁などで目にすることもあります。
色・艶・香りも独特で、経年変化によって深みの増す木材です。
また、使い込むうちに光沢を増し、肌触りもよくなります。重厚感のある材で、昔の家だけでなく現代の家でもいまだ人気を誇る材のひとつです。

 

サクラ

サクラの特徴としては、節が少なく、美しい木目が床材や家具用として人気です。すっきりと美しい床板で個性を演出したいという方にはおすすめの材です。
耐久性にも優れており、床材として使用するのに申し分のない材であるということができるでしょう。

 

 

自然素材を使うメリット

マイホームに自然素材を使うことで、どのようなメリットがあるのでしょうか?
ここではその代表的なものを2つご紹介していきます。

自然素材の部屋

 

健康的な暮らしができる

自然素材の家の一番のメリットとしては、やはり「健康的な暮らし」が実現できることです。
一時期、集成材やビニールクロスを張るための接着剤などに含まれる化学物質がシックハウス症候群を引き起こし、問題となりました。
今でこそこういった問題は少なくなっていますが、やはり毎日の大半を過ごす家であるからこそ、化学物質の少ない自然素材の家に住むことは、家族の健康にとってもメリットになるでしょう。

 

自然素材ならではの機能性

自然素材には、素材によって蓄熱性や調湿性、消臭性などの機能が備わっています。
たとえば無垢材には蓄熱性や調湿性があり、水分を吸収したり放出したりして室内の温度や湿度を一定に保つことができます。
珪藻土などの材には消臭効果もあるため、生活のにおいなどを吸収してくれるうれしい機能があります。
このように、自然素材には、機械に頼らずとも自然に生活を快適にしてくれる機能が備わっており、マイホームの素材として非常に適しています。

 

 

自然素材を使うデメリット

一方で、自然素材を使った家づくりには、どのようなデメリットがあるのでしょうか?
ここでは、その代表的なものをいくつかご紹介していきます。

手づくりの花瓶

 

コストがかかる

自然素材は、集成材やビニールクロスなどの人工的な材と比較して、材料費や工費が高くなる傾向にあります。
家の予算をできる限り抑えて建てたいという方は、しっかりとした資金計画とお見積りの確認が必要です。
ただし、自然素材を標準的に使用した家づくりをしている工務店やハウスメーカーであれば、効率的な材料の調達や職人の手配ができるでしょう。
自然素材をアレンジ工事としているメーカーと比べると、同じ工事内容でも割安で施工できる可能性がありますので、自然素材の家に特化した住宅会社にまず声をかけてみることをおすすめします。

 

お手入れが必要

自然素材は、経年変化で色や形が変わっていくものがあります。
新建材と比べると、自然素材は四季に応じた変化の様子を見ながら手をかけていくことが必要です。
たとえば、無垢材は水分を吸収したり放出したりする調湿作用がありますが、この効果によってひび割れ・隙間・反りといった症状が発生する可能性があります。
合板のフローリングなどは人口素材のためお手入れもしやすくメンテナンスも簡単ですが、自然素材を扱う場合は、その素材にあった手入れができるように気を遣う必要があります。
このように、その自然素材によって、手入れや管理の方法が異なるため、あらかじめ手入れ方法などをしっかりと把握しておきましょう。

 

 

自然素材の家と従来の家のちがい

自然素材を使用した家と、従来の住宅では、具体的にどのような点で違いがあるのでしょうか?
ここでは、3つの観点から、その違いをみていきます。

 飾り棚

 

住み心地

自然素材の家は、部屋の温度や湿度が自然に保たれ、においなども自然に消臭してくれることが多いため、一般的な住宅と比べても住み心地がよいという意見が多いです。
また、新築住宅は人工物に使用される接着剤などの独特なにおいがしますが、自然素材の家では化学物質をほとんど使わずに施工されることが多いため、においの面でも気になることが少ないといえるでしょう。

 

管理の手間

自然素材の家はメンテナンスが大変といったイメージがありますが、それぞれの素材にあったメンテナンスを実施するだけなので、慣れてしまえば従来の住宅と何ら変わりはありません。
また、珪藻土や漆喰の壁は、一度塗ると従来の壁紙と比べておよそ10倍長持ちするともいわれています。従来の家であると、クロスが剥がれたり、傷んでしまうと傷になることがほとんどですが、自然素材の家であれば、それを「経年変化」、つまりは「味」として楽しむことができるといえるでしょう。そのため、管理を含めて、家の変化を家族の成長とともに楽しみたいという方にも、自然素材の家はおすすめといえるでしょう。

 

コスト面

自然素材は、集成材やビニールクロスなどの人工的な材と比較して、材料費や工費が高くなってしまう可能性があります。
そのため、家の予算をできる限り抑えて建てたいという方には、あまりおすすめできません。
自然素材を使用したいけど予算も抑えたいという方は、家の一部分のみを自然素材にしたり、素材のグレードを下げることで価格を抑えられます。
自然素材を使用したいという方は、自分の要望が柔軟にかなえることができる、注文住宅で家を建てることをおすすめします。

 

 

まとめ

自然素材の家は家族の健康という面でもメリットが多く、長く住み続けるのに適した家です。
ぜひ、住宅の購入を検討されている方は、自然素材の家を検討してみてはいかがでしょうか。

また、長野県で自然素材の家をご検討の方は、私たちフォレストコーポレーションにお問い合わせください。
信州産の無垢材を80%以上使用した、工房信州の家を、お客様のご要望に合わせてご提案いたします。
床や壁、天井には無垢材を使用し、化学物質を使わない自然にも身体にも優しい住まいをご提案いたします。気になる方は、お気軽にご相談ください。

 

 





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