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和モダンな家の事例11選!和風の魅力・特徴や注意するポイントなどを解説!

2022/11/18(金) 家づくり

和モダンな家の事例11選!和風の魅力・特徴や注意するポイントなどを解説!

和モダンの家には「和風の家」とも「洋風の家」とも異なる魅力があります。古来より日本人が大切にしてきた伝統と知恵を活かしながら、現代人の暮らしに寄りそう住宅デザインです。今回は和モダンの家の魅力や特徴について詳しく解説しています。
デザインを検討する際に注意したいポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

目次

 

 

和モダン・和風の家とは?

「和モダンの家」とは伝統的な和の家と、現代的でモダンな家を融合させた住宅デザインのことです。温かみのある雰囲気が人気の「ナチュラルデザイン」、自然を生活の一部に取り込む「バイオリフィックデザイン」とともに、近年よく見られます。

 和モダンの家と比較されやすい「和風の家」とは内外装のデザインや建築資材、設備の様式が和風である家です。外観は瓦屋根や白壁、内装に畳を敷いた和室をかまえるのが特徴で、「純和風住宅」とも言われます。

 その和風住宅の「慣れ親しんだ安心感」と現代的で「無駄のないデザイン」が、和モダン住宅の人気の理由です。畳に座り目線を低く暮らしてきた日本人に馴染みやすいデザインと、シンプルかつ機能的なモダンデザインが融合した、私たちの暮らしに寄りそう住宅デザインと言えます。

障子を閉めたリビング

 

洋風の家との違いは?  

和モダンの家と洋風の家は装飾や色づかい、間取りなど、すべてにおいて異なります。

和モダンの家が「趣」や「伝統美」を大切にした装飾や色づかいが特徴ですが、洋風の家は、ヨーロッパ風のデザインやアメリカらしいポップな色づかいが特徴です。床はすべてフローリングで部屋の仕切りは控えめ、吹き抜けや高い天井から空間の広がりを感じます。

 また和モダン・和風の家と洋風の家では、建築工法にも違いがあります。一般的な洋風の家の工法は「木造枠組壁工法」です。木造枠組壁工法とは壁や床などの「面」を組み立てて支える工法で、職人の腕に左右されにくいメリットがあります。

 それに対して和モダン・和風の家の工法は「木造軸組工法」が一般的です。木造軸組工法とは柱や梁に補強材となる筋交いを入れた「線」を組み立てて構造を作る工法で、間取りやデザインの自由度が高いといったメリットあります。

 大工工事の様子

 

 

和モダンな家の魅力・特徴とは?             

和モダンの家には、日本の気候や暮らしに寄りそう魅力がたくさんあります。ここでは和モダンな家の魅力・特徴について見ていきましょう。

 

魅力日本の「夏」に適している             

和モダンな家の魅力は、四季折々変化する日本の気候に適していることです。日本は高温多湿になりやすい気候で、とくに暑い時期は室内の湿度管理が大切になります。

 和モダンの家に使われる建築資材は、主に木材です。乾燥した木材は湿気の吸収と放出を繰り返し、室内の湿度を調節してくれます。また柱と柱の間に使われる土壁にも同様の調湿効果があり、通気性も抜群です。空気が循環しやすいため、夏のジメジメした不快感や蒸し暑さを緩和し快適な空間にしてくれます。

珪藻土壁拡大写真

 

魅力素材感・デザイン          

素材感やデザインも、和モダンな家の魅力のひとつです。
和モダンの家には、外観のアクセントとなる「木」を効果的に取り入れたデザインがよく見られます。例えば一部の壁や扉、玄関まわりなど。少しの工夫でぐっと趣のある、和モダンな住宅デザインになります。

木製扉の下足入れ

 木の質感や木目を活かしたデザインは、和モダンの家の内装にも活用できます。
例えば、柱や梁など構造があえて見えるように仕上げる「現し」は、和を基調としたデザインならではです。庭とつながるように縁側を設置したり、床の間や畳と組み合わせることで、落ち着きある空間を演出できるでしょう。

土間と縁側と和室が繋がる家

 また、家の大部分を占める外壁の色も、和モダンを演出する大切な要素のひとつです。ベージュやホワイトといった比較的明るい色の外壁が主流ですが、黒っぽい外壁にするとシックで落ち着きのある和の雰囲気が演出できます。外観に合わせて表札も陶板やタイルを用いたデザインを選ぶと、全体の雰囲気がまとまりやすいでしょう。

 

魅力内装の魅力        

和とモダンデザインが融合した和モダンの家は、幅広い内装デザインを楽しめるのも魅力です。例えば天井の貼り方にも「折上天井(おりあげてんじょう)」「網代天井(あじろてんじょう)」「船底天井(ふなぞこてんじょう)」など種類があり、用途や目的、好みで選べます。

 また落ち着いた色の壁紙を取り入れることで、和モダンな家の内装が作りやすくなります。

例えば紺色や緑、茶色など昔ながらの和風住宅に見られるような深みのある色や和柄のアクセントクロスを取り入れるのもおすすめ。柔らかい光を演出できる障子や和紙を使った照明器具を取り入れるだけでも、魅力的な和の空間に仕上がります。

 和紙を使ったペンダントライト

 

魅力外部との関わり方            

和モダンの家は中庭を設置したり、外壁に開口部を設けることで、自宅に居ながら外部とのつながりを感じられます。二階建てのどこからでも見える中庭で季節の移ろいを感じたり、外壁の開口部から街と住まいのつながりを感じたり。中庭や大きな開口部があるだけで、居住スペースと外部空間との一体感を楽しめます。

 中庭を囲むようにリビングやキッチン、子ども部屋を配置すると、それぞれの生活を営みながらも孤立することがなく、家族のコミュニケーションがさらに増えるかもしれませんね。

 リビングから見た庭

 

魅力庭の魅力         

庭と家のまとまりを感じやすいのも、和モダンな家の魅力です。例えば白砂利や景石を並べたり「タマリュウ」「ギボウシ」などの下草や木々の植栽など、庭があることで美しい自然や季節の移り変わりを感じやすくなります。

 庭に憧れはあるけどプライベートな空間は確保したいといった場合には「中庭」を取り入れるのがおすすめです。とくに住宅地に人が密集し近隣住宅との距離感が近くなりやすい現代の暮らしには、開放的な庭よりも中庭がマッチします。真ん中に設置すれば、家のどこからでも緑を楽しめて開放感も十分です。浴室や寝室の窓越しに見える坪庭なら、毎日のリラックスタイムがより特別な時間になるでしょう。

 廊下から見た竹の中庭

 

 

和モダンな家づくりをする際に注意するポイント  

和モダンな家はおしゃれな雰囲気で機能性にも優れていますが、健康な暮らしを考えるうえで注意したいポイントがあります。今回は和モダンな家づくりをする際の5つの注意点について確認しましょう。

 

ポイント断熱性を意識して太陽と上手に向き合う            

和モダンな家づくりを考える際は、断熱性と日差しの入り方に注意しましょう。日本の気候は昼夜の寒暖差が大きく、断熱性が十分でない家は外気の影響を受けやすくなります。とくに冬の寒い時期は、部屋と部屋の気温差が体に負担となり、ヒートショックを起こす人が増えるため注意が必要です。

また日差しの入り方を工夫して、太陽と上手に付きあうことも必要です。例えば北側に窓を設置すると、日光が十分に入りやすくなります。南側と北側の窓を両方開けることで風が入り、家全体の空気も循環しやすくなるでしょう。とくに平屋のように高さがない家は、日差しの入り方や風の通り方に工夫が必要です。

日本の住宅らしく軒や庇を設置して屋根面積を広げれば、太陽光発電システムを取り入れた日差しの活用も可能になります。

 北側の大きな窓

 

ポイント防音の壁でプライバシーを確保する      

和モダンの家の快適性を高めるために、防音の壁でプライバシーを確保することも重要です。防音の壁には外からの音の侵入を防ぐだけでなく、室内の音漏れを防ぐ大切な役割があります。家族の会話や子どもが走り回る音、テレビの音やドアの開閉音といった生活音は、人が不快に感じやすい音です。とく都市部のように住宅が密集したエリアでは、近隣住民とのトラブルにつながります。

家を建てるということは「これから長い時間をその場所で過ごす」ということです。家族でくつろいだり、好きな趣味を思いっきり楽しめる家であるように、防音壁の活用を検討しましょう。

 

ポイントメリハリをつけてコストも抑える         

理想の和モダンの家を叶えるなら「こだわりたい箇所」と「気にしない箇所」を決めておきましょう。和の素材はこだわりたい箇所にポイントづかいすることで、良さがより引き立ちます。多用したからといって活きるものではありません。

例えば無垢材を組み合わせて作る「格子戸」や透ける絹とガラスで空間を装う「絹ガラス」、機能もデザインにもこだわった「和紙壁紙」など。和を演出する建築資材はさまざまですが、価格が高い傾向にあります。

無垢材を使った見せ梁にしたい、壁紙を使わず漆喰壁で仕上げたいなど「我が家の見せ場」を決めておきましょう。見せ場があると家全体にメリハリが生まれ、コスト軽減にもつながります。

 格子戸が写るリビング

 

ポイント土壁はこまめなメンテナンスが必要      

「土壁」は和を演出する代表的な建築資材のひとつです。
1,500年前から変わらず「藁スサ」「土」「砂」から作られ調湿や蓄熱、防火など非常に優れた性能を持ちます。ただ、ほったらかしではいけません。経年劣化が進むと土が縮みひび割れて、ぽろぽろ崩れてきます。はたきを使用して古い土を落としたり、サンドペーパーを使用して汚れを取りのぞくなど、こまめなメンテナンスが必要です。

 土壁拡大写真

 

ポイント家具の色にもこだわりを         

和モダンな家を建てるなら家具の色にもこだわりましょう。和の壁紙や床材、装飾とテイストのあう家具選びのポイントは「色」です。テーブルやイス、カーテンは茶色や紺色、鼠色など、くすみがかった色を選びます。大きさのある家具は部屋の雰囲気に影響するため、落ち着いたベースカラーを選びましょう。朱色や黄金色といったアクセントカラーはテーブルクロスやクッションカバーで、なるべく小さく取り入れます。

 反対になるべく避けたい色は赤や黒、緑など彩度の高い色です。はっきりした奇抜な色は、和の落ち着いた雰囲気を壊しかねないため注意しましょう。

 

 

和モダンな家のデザイン11

ここでは、和モダンな家のデザインを採用した家を11例紹介していきます。ぜひお気に入りのデザインを見つけてみてください。

 

事例1 【外観】どっしりとした大屋根の外観が印象的な家

どっしりと落ち着きのある大屋根の外観が印象的な家。屋根材には平板瓦を用いて和の雰囲気を大切にしました。
外壁はホワイトの塗壁を基本とし、アクセントに板張りをしています。板張りのカラーはブラックと明るい茶系の2色を採用。その2色のコントラストが決して和風に寄りすぎない、モダンな雰囲気を演出しています。

松本展示場

 和モダンの家の外観

 

事例2【内観】天然木の梁を存分に見せつつ、和紙をアクセントに使う内観

事例1の家の内観です。吹き抜け空間には構造材の太鼓梁をダイナミックに見せています。
どこか古民家のような、昔ながらの家のつくりを感じさせつつ、吹き抜け手すりにはアイアンを用いるなどモダンな要素もしっかりある、そんな木組みの家です。また、土間サロンの壁面には柿渋染の和紙をアクセントに使用しました。水屋の収納扉にブラックの柿渋和紙を用いることで、モダンな雰囲気を感じることができます。

土間の柿渋和紙を張った壁   

斜天井に飛ぶ梁と手摺りのアイアン

 

事例3 リビングとつながる和モダンデザインの和室

建具を開放するとリビングとしっかりつながる和室を、和モダンデザインにした事例です。
基本の壁はホワイトの珪藻土塗りですが、腰から下部分を和紙張りとしました。リビングから続く珪藻土仕上げのため、リビングデザインとも調和しつつ、和室に来ると雰囲気の変化が楽しめます。腰から下の大きな北窓には障子を採用したことも和モダンデザインのひとつです。

 壁に和紙を張った和室

 

事例4 旅館のような雰囲気の縁側

完全分離二世帯住宅の両親世帯スペースに、居間からつながる縁側を設けました。床材は自然素材の柿渋で落ち着く色味としました。この縁側には大きな窓を設けたので、椅子に座りながら庭木を眺めるのにピッタリ。室内に居ながら自然と一体になれる、心地よい空間です。

諏訪展示場

 居間から繋がる広縁とソファ

 

事例5 テラコッタタイルの土間サロン

完全分離二世帯をつなぐ空間として土間サロンを設け、土間部分をテラコッタタイル仕上げとしました。
和風な雰囲気になりやすい土間空間も、タイルを用いることでモダンな雰囲気になります。この土間サロンとつながる和室の建具は、和紙張りの襖戸です。昔ながらの襖戸ではなく、ガラスを組み込み和モダンなデザインとしました。

諏訪展示場

 テラコッタタイルの通り土間

 

事例6 勾配の異なる屋根が立体的な切妻大屋根の外観

南に大きく吹き下ろした切妻大屋根が特徴的な外観。メインの大屋根と下屋部分の屋根勾配を変え、立体的な外観となっています。メインの屋根材はガルバリウム鋼板ですが、その上に平板瓦を乗せることで、面積の大きい屋根部分でも和モダンデザインを取り入れています。

 大屋根の外観

 

事例7 旅館のような雰囲気、和モダンデザインの寝室

ベースの床材は無垢板張りですが、小上がり部分を畳敷きのベッドとしました。壁は和室に使われることが多い京壁、天井はヒノキの板張りです。自然素材にこだわった洗練された空間デザインは旅館にいるかのよう。縁側でくつろぐことも出来るので、上質な時間を過ごすことができるプライベートルームです。

 小上がり畳の和風の寝室

 

事例8 ルーバースクリーンが目隠しと外観アクセントを兼ねる家

外壁は濃いめのグレーの塗り仕上げ。そこに明るい色味の木製ルーバースクリーン(縦格子)が映えるデザインです。このルーバースクリーンが玄関まわりの目隠しとなり、プライバシーを確保しつつ、外観のアクセントを兼ねています。縦格子が和風でありかつ細い木材がモダンな印象の外観となりました。

 木製縦格子を設けた玄関

 

事例9 和モダンデザインの平屋

同じ敷地内にある蔵のデザインと調和するように、腰板張りにすることで和風な外観デザインとした平屋です。
家の顔でもある玄関ドアも縦格子のデザインを採用しました。室内空間はホワイトの珪藻土塗壁がベース。その中でも建具は和紙や障子を使用したデザインのものを取り入れたり、和のデザインの家具を置いています。
こじんまりした平屋でありながら、素敵な和モダン空間となっています。

 腰壁板張りの和風の家

 

事例10 素材感を活かし、洗練されたリビング空間

無垢材と珪藻土の素材感を活かしながら、和紙のペンダントライトや畳、障子を取り入れまとめた和モダン空間。薪ストーブの炉台・炉壁は大谷石仕上げとし、モダンな要素となっています。

 和モダンなリビング

 

事例11 庭木と溶け込む和モダンデザインの大屋根の外観

大屋根の外観に、和に寄りすぎないモダンな庭がマッチする家。素敵な庭づくりをすると、家の印象もぐっと良くなります。道行く人がちょっと立ち止まってしまうような、素敵な外構計画もご提案します。

 大屋根の外観と庭

 

 

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まとめ 

和モダンの家は日本人に馴染みやすく、現代の暮らしに寄りそう住宅デザインです。
和のデザインには高温多湿な日本の気候に適した知恵と工夫が満載で、流行に左右されにくいメリットがあります。素材や色を選ぶことで、時の経過とともに変化する味わい深さも楽しめるでしょう。純和風住宅になるとコストが高い傾向にありますが、和モダン住宅なら比較的ローコストで実現します。自然の移ろいとともにゆったり過ごせる和モダンの家の暮らしをぜひ検討してみましょう。

 





 

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