
【信州移住のススメ】まず知っておきたい4つのこと -教育編-
このシリーズでは、信州への移住を検討中の方からよく寄せられるテーマを4つに分けてご紹介しています。今回は「教育編」。自然豊かな信州には、地域ごとに個性あふれる教育環境が整っており、子育て世代にとっても大きな魅力のひとつです。
今回は、特に教育面で特色ある【北信・東信・南信】の3つの地域を取り上げます。
目次
高度な教育と自然体験の融合【北信地域】
まずは北信地域(長野市・小布施町など)です。
北信地域は、「都市の教育環境」と「自然を活かした学び」が共存するエリアです。
長野市街地には、小中高一貫の私立校「長野日本大学学園」など、大学進学を見据えた教育機関が充実。国立大など難関大学への進学実績も高く、教育に力を入れたいご家庭には心強い環境が整っています。
一方で、自然に囲まれた郊外エリアには、独自の教育スタイルを実践する場も。たとえば、飯綱高原にある「子どもの森のようちえん」では、森の散歩や川遊び、木工、稲刈り、雪遊びといった自然体験が日常。五感を働かせながら友達と学び、遊び、生きる力を育む教育が実践されています。東京からこの園を目指して移住する家族もいるほどの人気ぶりです。
個性を育む“共に学ぶ”教育【東信地域】
次に、東信地域(上田市・佐久市・佐久穂町など)です。
東信地域の中でも注目を集めているのが、佐久穂町です。ここでは、子ども一人ひとりの個性や主体性を大切にした教育が展開されています。
2019年に開校した「大日向小学校」は、日本初のイエナプラン教育に基づく私立小学校。オランダ発祥のこの教育は、「異年齢の学び合い」「自分で決めて学ぶ」「責任を持って集団の中で生きる」といった視点を大切にしています。机に向かうだけでなく、日々の対話や探究が学びの中心です。
また、「佐久穂小・中一貫校」では、旧4校が統合された背景を活かし、学年を超えた協働学習や、地域の自然・人とつながる体験的な学びが充実。農家での作業や林業体験など、“本物に触れる”教育が日常の中にあります。地域全体が学校のような、温かく豊かな学びの場となっています。
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子どもの自主性をとことん尊重【南信地域】
最後に、南信地域(伊那市・飯田市など)です。
南信地域では、特に伊那市が教育に力を入れています。市を挙げて取り組むのが「総合学習」と呼ばれる学びのスタイルです。なかでも伊那小学校では、全国でも珍しい実践が行われています。
子どもたち自身が毎年、自分たちの学習テーマを決めて学びを深めるという、自主性を重視した教育方針。また、ヤギの飼育や野菜の栽培といった自然との関わりを日常に取り入れることで、学びを“体験”として定着させていきます。
さらに、伊那市の全小中学校にはICT教育が導入されており、自然体験とデジタル学習を組み合わせた柔軟な学びが可能となっています。塾に通わずとも力を伸ばせる環境が整っており、こうした教育に惹かれて県外から移住する家庭も増えています。
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移住に関して、詳しくは下のページをご覧ください。
長野県・信州への移住
まとめ
長野県には、自然環境を活かした多様な学びの場があり、子どもたちの可能性をのびのびと育てられる地域がたくさんあります。今回は北信・東信・南信に絞ってご紹介しましたが、ほかのエリアにも魅力ある教育機関が数多くあります。
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