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別荘の建築費・維持費の内訳や相場について徹底解説

公開日:2022/01/13(木) 更新日:2023/09/04(月) 新築別荘・売地

別荘の建築費・維持費の内訳や相場について徹底解説

暮らしに余裕ができたり週末だけ自然に囲まれて暮らしたいという夢があったりして、別荘を建てたいとき費用はどれぐらいかかるのでしょうか。
また別荘を建てたあとの維持費にはどのようなものがあって、年間にどれぐらい必要なのでしょうか。
別荘を中古で購入する場合や別荘の取得に利用できるローンのことまで、すべてお伝えします。

 

INDEX

 

 

別荘建築にかかる費用内訳と相場

一般の住宅を建てるのと同じように、別荘の建築費にも相場は存在しません。
どこに、どれぐらいの設備で、どれぐらいの大きさの別荘を建てるかによります。

人気のある土地なら購入の費用は高くなり、そうでなければ費用を安く抑えることが可能です。
たとえば海沿いの土地に大きな窓のある別荘を建てるのが夢なら、大きな窓を設置する分費用が高くなります。
別荘を1人あるいは夫婦2人で使う場合と、4人家族全員が寝泊まりする別荘では自ずと大きさが変わります。

別荘を建てるときの費用は一般の住宅と同じで、土地と設計施工の費用、不動産取得税などの税金や仲介料などの諸経費です。
夫婦2人で利用する別荘で、場所や素材、設備などにこだわらなければ2,500万円ほどで建築できる別荘もあります。

土地の購入費用は、エリアによって坪単価が大きく異なります。
土地の大きさによっても費用は違ってきます。
別荘のための費用は決まっているはずですから、土地の価格によってどんな別荘の建築が可能なのかも決まるでしょう。
人気の高い場所で土地を購入すると、2,000万円ほどかかるなど首都圏と変わらない場合もあります。
地方都市で、市街地を離れたエリアであれば、200万円から300万円ほどで取得できることもあります。

潤沢な費用があったとしても、傾斜地の土地を買うと、サイズや建物の形が制限されていて理想の別荘を建てられないことがあります。
土地購入費用が破格の安値だったとしても、その後の敷地造成で数百万円の費用が掛かるケースもあります。
老後に利用する別荘なら、傾斜地の上り下りができるかを考えることも必要です。
別荘も2階建てにすると、階段の上り下りに労力を使うことになるでしょう。

電卓と家の模型

 

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別荘の維持費内訳と相場

別荘を持ち、利用できる状態に保つには維持費がかかります。
維持費も別荘の立地や規模、管理の方法によって異なり、50万円ほどの別荘から120万円ほどかかる別荘まで様々です。
維持費の内訳と相場は次の通りです。

 

管理費

別荘を長期間使わない場合は、管理会社に清掃や見回りを依頼することができます。
費用は、管理会社やどの程度の管理を任せるのかによって異なります。

週末などに別荘を利用して自身で管理ができる場合には、管理会社に支払う費用はかかりません。
しかし頻繁に利用するつもりでいても離れた場所にある別荘に行くことができないこともあるので、管理会社に依頼するための費用は確認しておきましょう。

自分で管理を行う場合には庭の手入れなどもあるので、そのための費用がかかります。
費用は、雑草や庭の草木の管理方法次第です。

別荘の場所によってかかる費用もあります。
管理別荘地では、共益施設管理費がかかります。
ゴミの処理料金が、管理費とは別に必要なところもあります。
土地が借地なら、地主との間で取り決めた借地料が必要です。
高原など冬に寒い土地では、除雪の費用も見込んでおきましょう。
温泉つきの別荘の場合は、毎月の使用料と配管の維持のために10年に1回ほど更新料がかかります。
湿気の多い地域では、除湿機を設置してカビやダニを防ぐ必要があります。

芝刈り機

 

通信費

インターネットを利用するなら、Wi-Fi環境が必要です。
光ケーブルなどのインフラがない場合は、調えなければなりません。
高原などの別荘でWi-Fiを使えない場合は、固定電話が必要になることもあります。

wifiルーター背面のコード

 

火災保険料

使用しない期間が長い別荘では、火災保険に入っておくと安心です。
一般的には火災だけでなく地震を除く台風などの被害や、雪の重みや落下などによる事故、雪崩によって生じた被害も補償されます。
しかし通常の火災保険は住居を前提としており、別荘で火災保険に入るには事務所や店舗用の一般物件となります。その場合、通常よりも保険料は割高です。

 

水道料と光熱費

別荘の維持費で見落としがちなのが、使っていない間にかかる電気やガスの基本料金です。
プロパンガスを利用している場合は、都市ガスよりも割高になります。
寒冷地では暖房費もかかりますが、暖房の方法によって費用は異なります。
光熱費以外にかかる上下水道料が月額制の場合も、使っていない間の費用が必要です。別荘地の水道料を高く設定している自治体もあるので確認しましょう。
寒冷地では水道料金のほかに、水道管の凍結防止費用がかかります。
トイレが簡易水洗の別荘では、下水道料の代わりに汲み取り費用がかかります。汲み取りは年1回から2回程度で、1万円から1万5,000円程度です。
その他、NHKの放送受信料がかかります。自宅を主契約した場合は、家族割り引きで別荘の受信料は自宅の2分の1になります。
広い意味では、別荘までの交通費も維持費といえるでしょう。

エアコンとリモコンを操作する手

 

税金

自宅と同様にかかるのが固定資産税と住民税です。
固定資産税は、土地家屋の評価額に1.4%の税率をかけたものです。
住民税は、一律負担の均等割りのみとなります。自治体によっては住民税ではなく別荘税という名目のところもあります。
別荘が市街化区域に当たる場合は、都市計画税も必要です。

 

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中古別荘購入の際の注意点

中古の別荘なら、新築よりも手頃な価格で購入することができます。

しかし、新築とは異なる費用が発生するので注意が必要です。
水周りなどの設備が古くて新しく設置したり、建物を修繕したりしなければ別荘を利用できない場合もあります。
使われないままになっている別荘は、庭など建物の周りも手入れする必要があるかもしれません。
思い通りのリフォームができるのも中古の別荘を購入する魅力の1つですが、修繕の費用がかかり過ぎて結局建てた方が安かったなどということがないようにしましょう。

ランニングコストも新築と同様にかかりますが、中古の別荘では建て物の修繕や設備の修理のために新築よりも維持費がかかります。
購入の際は基礎のひび割れやシロアリ被害の有無、バスやトイレなど建物や設備のコンディションを確認することが大切です。

森に建つログハウス

 

 

別荘の購入に利用できるローンのメリット・デメリット

別荘購入の資金調達に使えるローンを2つご紹介します。

 

セカンドハウスローン

セカンドハウスローンは、文字通り第2の家を購入する際に使えるローンです。別荘も対象になります。
セカンドハウスローンの審査は、安定した収入があり返済能力が認められれば通りやすいというメリットがあります。
審査に通れば、自己資金を使うことなく別荘を手に入れることが可能です。
一方、金利は一般の住宅ローンよりも高くなります。

 

フラット35

フラット35は独立行政法人住宅金融支援機構と、300を超える民間金融機関が提携して扱っている住宅ローンです。
固定金利で、最長の返済期間は35年になります。
70歳未満なら申込め、保証人がいらないのが特徴です。
ただし、年収による年間返済額の基準があります。返済期間は80歳マイナス申込時の年齢か35年の内の短い方なので、70歳で申し込むと10年が返済の期間です。
団体信用生命保険への加入は任意ですが、加入しない場合には相続人にローン返済の義務が生じます。
購入する住宅に関する独自の基準があり、基準を満たさない住宅の購入はできません。適合証明書を住宅金融支援機構に提出するための検査費用が必要です。

銀行で打ち合わせをしているイラスト

 

 

別荘を維持するためのポイント

自身で別荘を管理するなら、自宅からのアクセスのよさは必須です。アクセスが悪いと別荘に行く頻度が減り、別荘の維持が難しくなります。
管理会社に依頼すれば、庭の手入れを含む別荘の管理を任せることができますが費用がかかります。
別荘を長期間使わないときは、別荘を貸し出すという方法もあります。賃貸経営を行う場合は、年単位で普通借家契約を結んで貸し出します。この方法なら安定した収入が見込め、入居者が別荘を管理をしてくれます。
しかし自身で使うことができず、別荘地への移住者は少ないことが難点です。

駅に停車する新幹線

 

 

後悔しない別荘計画を

別荘を建築するための費用は建てる場所や大きさ、設備などによって決まります。
別荘を建てるなら、どこにどれだけの費用をかけるかを考えることが必要です。
土地の購入費用によって、建物の大きさや設備が決まる場合もあります。
別荘には維持費もかかり、地域によって自宅ではかからない費用が発生するので注意が必要です。

 

 

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