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サードプレイスオフィスとは?メリット・デメリットや導入事例をご紹介

公開日:2021/08/10(火) 更新日:2022/02/03(木) 企業別荘(サードオフィス)

リモートワークの普及に伴って注目を集めているサードプレイスオフィスとはどのような職場なのでしょうか。
また、職場から離れたところで仕事をすることにより、どのような影響が生じているのでしょうか。

こちらの記事では、そもそもサードプレイスオフィスとはどのようなオフィスなのか、そしてサードプレイスで仕事をすることのメリットやデメリットについても見ていきます。

 

INDEX

 

サードオフィス 公式ホームページはこちらから

 

 

サードプレイスオフィスとは

 

サードプレイスオフィスとは

サードプレイスオフィスというのは、プライベートな時間とも仕事の時間とも異なる空間を利用した疑似オフィスのことです。
近年ではテレワークの導入が活発になったこともあり、旅行先のホテルやサウナなどを併設したシェアオフィス、カフェなどが利用されています。

サードプレイスオフィスの特徴は、自宅のように仕事中に気が散る環境ではなく、職場のように常に気を張り詰める必要性のない、リラックスした環境で業務ができるという点です。
家族旅行を兼ねた旅先で仕事をこなせば、家族サービスをしながら仕事をするワーケーションとしても捉えることができます。

 

サードプレイスとは

「サードプレイス」とは、第三の場所という意味です。
プライベートな時間を過ごすことができる自宅などのファーストプレイス、多くの人と関わる職場や学校などのセカンドプレイスとは異なり、大勢の人の中にありながら上下関係などのしがらみがなく、自分らしい時間を過ごすことができる場所を意味しています。
具体的にはカフェやジム、公園などの息抜きができる場所や趣味に没頭できる場所を指しています。

 

 

サードプレイスオフィスのメリット

 

生産性が向上する

サードプレイスオフィスは職場のように人間関係を意識する必要がなく、仕事に没頭できます。
行き詰ったときには場所を変えてリラックスしやすい、あるいは集中しやすい場所を確保できますので、生産性の向上につながります。
これは周囲に人がいたり、趣味などの誘惑が多かったりする環境では難しいため、サードプレイスオフィスを設けることの大きなメリットです。

 

創造性が豊かになる

同じ環境で仕事をしていると、新しいアイデアが浮かびにくくなりがちです。
しかし、職場や自宅以外の全く新しい環境としてサードプレイスオフィスで仕事を始めると、普段の生活では出会うことがない人々や環境と触れ合うことができ、それが新しい創造をもたらす刺激になり得ます。
新しいアイデアというのは出そうと思って出るものではなく、ふと思いつくことが多いため、気分転換目的でも環境を変えることは大切です。

 

優秀な社員の離職防止

どこの職場でも優秀な社員の引き抜きは防ぎたいところですが、サードプレイスオフィスを導入することにより、アクセスや時短勤務などの社員からの希望を叶えやすくなります。
テレワークやサードプレイスオフィスを活用することで、社員と企業との条件のすり合わせがしやすくなり、結果的に経験豊富な社員の離職を防ぎ、雇用維持や好条件を提示して新たな雇用にもつなげることが可能です。

 

災害時も継続して業務できる

地震や台風などの災害があったとき、交通機関がストップして通勤できないというケースが往々にして発生します。
そんなとき、サードプレイスオフィスがあれば本社へ出向くことができなくても業務を継続することが可能です。
都会では社員があちこちに散らばって住んでいることが多く、リスク分散の意味でもサードプレイスの設置はおすすめです。

 

 

サードプレイスオフィスのデメリット

 

機密情報が社外へ漏れるリスク

職場は十分なセキュリティがなされていることがほとんどですが、サードプレイスオフィスは本来想定していた自宅や職場以外の場所になるため、セキュリティ面での不安が残ります。
フリーWi-Fiなどのセキュリティが脆弱なネットワークにつなぐと重要な情報が漏れてしまう恐れがあるため、十分なセキュリティ対策が必要です。

 

勤務状況が見えにくい

定時に出勤する職場とは異なり、サードプレイスオフィスで仕事をしている場合は会社で勤務状況を把握するのが困難です。
バケーションの傍らで仕事をしている状況をどう判断するのか、仕事の成果をどのように管理するのかなど、社員同士で不信感が生まれないように、納得できるシステムや管理基準を作っておきましょう。

 

コミュニケーションが減る

サードプレイスオフィスは会社とは場所が異なるため、仕事仲間とのコミュニケーションが希薄になりがちです。
チームで作業をする場合も分担制になることが多く、それぞれの社員が孤独感を強める可能性があるため、日ごろから様々なツールで連絡を取り合うようにしましょう。
人とのコミュニケーションが減るというのは仕事に集中しやすいという側面もありますが、チームワークに支障が出る恐れもあります。

 

 

サードプレイスオフィスの種類と条件

 

サードプレイスオフィスの種類

サードプレイスオフィスは特に条件が決められているわけではありませんが、仕事をしやすい環境ということでいくつかの代表的なオフィスがあります。

 

企業が借りるシェアオフィス

大企業では、シェアオフィスを利用してサードプレイスとして社員に提供しているケースも見られます。
元々事務所の体を成しているので仕事に取り掛かりやすく、会社以外の人とのつながりも生まれやすいです。

 

個人で借りるシェアオフィス

個人では自宅近くにシェアオフィスを借りる人も多くいます。
家庭では仕事に収集しづらいが通勤に時間をかけたくないという場合、すぐに出かけられて仕事がはかどるというメリットがあります。

 

会社内のサードプレイス

会社内に設置されたサードプレイスオフィスもあります。
社内に娯楽施設やカフェスペースなどを設け、自分のペースで仕事をしたり他部署の社員とコミュニケーションが取れる場として利用したりすることが可能です。

 

気分転換できるサードプレイス

気分転換がしたい場合は、サウナやキャンプ場などに併設されたオフィスがおすすめです。
ネット環境や電源なども完備しており、仕事に行き詰まったら適度に休憩が取れます。

 

地方に設けたサテライトオフィス

目まぐるしい都会の環境から離れたい場合は、本社から離れた地方でサテライトオフィスを利用することも可能です。
静かで自然豊かな環境でリフレッシュできる上、地方の優秀な人材のスカウトにもつながります。

サテライトオフィスとは?

 

リゾート地でワーケーション

社員の福利厚生も考えるなら、バケーションを兼ねたワーケーションがおすすめです。
リゾート地や観光地で休暇の合間に仕事をするというシステムですが、気分転換やストレス解消をしながら働くことで、モチベーションアップや効率向上につながっています。

ワーケーションとは? 

 

サードプレイスオフィスに最適な場所の条件

仕事の効率を上げるためのサードプレイスオフィスを探すときは、いくつか条件があります。

まず、誰かに強制されるのではない中立的な立ち位置で作業ができる場所でなければなりません。
自分の意思で参加するからこそ、より質の高いコミュニケーションが可能になります。

当然、サードプレイス内ではその場にいる人が平等であることも重要です。
参加する人は自己主張ばかりしない、控えめな態度であることが求められますし、常連が在籍していて新規参加者を歓迎しながらそれぞれのサードプレイスが個性を持つような環境づくりが理想とされます。

そして、サードプレイスで行われる会話は決して仕事で必要とされるものではなく、仕事と切り離した対話が中心となります。
関わりすぎず程よい人間関係が築けることで、第二の家のように親しみがわき、サードプレイスで過ごすことが楽しく感じられるようになるのが理想です。

建物の条件としては、多くの人が気軽に立ち寄るためにも、アクセスのしやすさは非常に重要です。
セキュリティには注意を払うべきですが、空間そのものは開放的である方がお互いに心地よく過ごせます。

 

 

サードプレイスオフィスを導入するには?

 

コミュニケーションの仕方を考える

サードプレイスオフィスを導入する前に、社員の勤怠管理は成果の評価について方法を確立させ、社員同士のコミュニケーションが取れるようにツールの準備や体制づくりも進めておきます。
また、コミュニケーションは社内のシステムやチャットなどを活用し、誰でも気軽に連絡が取れるようにした方が良いでしょう。

 

セキュリティ対策は万全に

ネット環境のセキュリティ対策は重要です。
サードプレイスオフィスは社員以外の人間も交わる場所であることも多く、通常のオフィスにも増してセキュリティ対策や個人情報の漏洩などのリスク回避を考えておくべきでしょう。
セキュリティの構築については、十分な対策がされているツールを使う、使用端末にセキュリティを施しておくなどの対策がありますが、社員教育もしっかり行うことが重要です。

 

勤怠管理

勤怠管理はタイムカードやICカード、ログイン履歴などを管理するシステムを導入するケースが多く見られます。
オンライン会議への参加や出社日の調整など、他にもいろいろな対策があります。

 

 

サードプレイスオフィスの導入事例

これまでの事例を見ると、社内のサードプレイスオフィスで育児スペースを併設するなど、育児中の社員を意識したところもあります。
逆に、本社から離れたところでオフィスを設置し、あえて今までと違う環境で仕事を任せるという企業も多いです。
一方で、それほど環境を変えずに移動コストを減らせる自宅近くのオフィスを導入している企業も少なくありません。
それぞれの労働内容や社員を取り巻く環境から、自分に合ったシステムを検討するのが一番です。

 

 

上手に導入すると有益なサードプレイスオフィス

サードプレイスで仕事をするワーケーションのシステムは、デメリットもないわけではありませんが挑戦してみる価値が十分にある制度です。
これにより、通勤に時間をかけることもなく、のんびり地方で仕事をすると言う選択肢も選べます。
効率的に働きながら自分らしいペースを取り戻すこともできるため、ぜひ試してみたいところです。

サードプレイスとして、都会のオフィス環境をがらりと変えたいなら、長野県がおすすめです。
首都圏から新幹線で一時間ほどで移動できる抜群のアクセスと、大自然のなかで心身ともにリフレッシュできる環境の良さを兼ね備えています。

長野県のオフィスにご興味のある方は、サードオフィス のページもご覧ください。

 

 

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