
Staff Blog 移住コンシェルジュ
定年を迎えて、「今までと違う場所に住んで、ゆっくり田舎暮らしを楽しみたい」と思う方も多いのではないでしょうか。
今は若者で移住を考える人も多くなっていますが、それまでの都市部での生活に区切りをつけて、老後は新たな田舎の地でゆっくり生活する、という年配の方もまだまだ大勢います。
今回は、そんな老後の移住について、知っておきたいポイントをご紹介していきます。
目次
老後の田舎暮らし・移住のメリット
若くしての移住は、新たな仕事や子供の問題といった心配ごとも多いですが、老後に移住をされる方はそのような心配も少なく、自分の理想を追い求められる時間も十分にあるといったメリットが老後移住にはたくさんあるのです。
自然を満喫できる
歳をとると、都会の喧騒の中で暮らすのにも不自由を感じることが多くなってきたり、静かな場所でゆったりと生活したいと思う方がたくさんいます。田舎は都会に比べても圧倒的に自然が多く、そんな中で新鮮な食べ物やゆとりある生活を満喫できます。
田舎で自然の多い場所には温泉も多いため、こういった場所を楽しみながら心身共に健康的な生活を送ることができます。
ストレス軽減
都会は右も左も多くのモノや情報であふれています。若い時は新鮮で、かつ刺激的で良かったメリットも、歳をとるにつれストレスになってくる場面が多々あるかと思います。田舎は都会に比べてモノも情報も、人も少ないですので、こういったストレスから逃れて自分のペースで生活することができます。
居住費の安さ
田舎暮らしは居住費の安さも魅力です。例として、東京都と移住したい県ランキング1位の長野県で比べてみましょう。坪単価でみると、東京都世田谷区の平均が239万円であるのに対し、長野市の平均は約19万円で、都心のおよそ10分の1となっています。賃貸のも、家賃相場は安くなっており、世田谷区の家賃相場が、1LDK~2DKで約14万円なのに対し、長野県は、1LDK~2DKで約7万円と、およそ2分の1も相場が安くなっています。
交通費
高齢になると車の免許を返納される方も多いと思います。田舎暮らしでデメリットとなってくるのは、交通機関の本数の少なさです。都会に比べてバスや電車のアクセスが良くないため、買い物などで不便を感じることがあります。また、スーパーなど買い物をする場も都会に比べて少ないので、移動距離も長くなり、その分交通費がかかるといったデメリットがあります。
生活インフラが整っていない可能性
スーパーなどの商業施設のみならず、病院や薬局など生活の上で欠かせない施設が都会に比べて少なく、アクセスしにくいというデメリットがあります。しかし最近は、高齢のお客さんのために、軽トラックなどを使った出張スーパーや、週に何度か医者が来て診療を行ってくれるような地域も増えていますので、問題は少しずつ解消されてきています。
老後の田舎暮らしで、自分の理想の生活を手に入れられる人もいれば、「失敗してしまった・・・」というケースに陥ってしまう人もいます。
老後の生活で田舎暮らしを成功させるために、いくつか抑えるべき重要な点があります。具体的にはどんな観点があるのでしょうか。早速みていきましょう。
交通機関
都会であれば徒歩圏内に駅があったり、本数が充実していたりと、公共交通機関の心配も少ないですが、地方ではそうはいきません。地方では移動や通勤をマイカーで行う方が多いですが、近年は高齢者の運転が交通事故を招いたケースも増え、高齢者の免許更新も難しくなっているのが現状です。
そのため、移住先を選ぶ際は、なるべく徒歩圏内にバス停や買い物ができる場所がある地域を選ぶのが得策です。
医療機関
老後の生活で考慮にいれるべきは、やはり医療機関。
近年は医療機関の発達していない場所に、医者が出張で診療に来てくれる地域も増えていますが、それでも何かあったときのためにも近くに医療機関が充実しているかはしっかりとみておく必要があります。
人口の少ない地域に行けば行くほど、こういった医療機関の不足問題は免れませんので、近くに医療機関があるか、予めしっかりと考慮に入れて移住先を検討する必要があります。
趣味の充実
趣味を充実させられるための環境は人それぞれ異なります。例えば美術やコンサート、様々なグルメを楽しみたいという趣味の方は、都市部にいた方がその趣味を充実させられます。
一方で山登りや畑、魚釣りなどを趣味としている方には、田舎暮らしが向いています。趣味の内容は人それぞれですので、自分が老後に楽しみたい趣味がどの場所で実現できるか、情報収集しておくことも必要です。
高齢者施設
老人介護施設など、高齢者施設が充実した地域かどうかも視野に入れておく必要があります。近年、高齢者施設や介護士の不足は深刻な問題となっており、破綻が予測されるような地域もあるのが現状です。
特に人口の多い都市部でこういった問題が顕著に表れています。地方ではまだ余力もあり、受け入れの体制が整っている場所もありますので、移住後のことを考えてこういった対策を予めしておく必要があります。
老後に理想の田舎暮らしを手に入れるために、予めしっかりと準備をし、後悔しない意思決定につなげるポイントが4つあります。
以下紹介するポイントを把握したうえで、実際に行動していきましょう。
情報収集・支援制度
自分の思い描く理想の老後移住を実現させるために、移住を検討する場所の情報収集はしっかりと行う必要があります。公共交通機関の本数や、公共施設や医療機関の充実など、地域によってその実情は様々ですので、まずは情報を集めることが先決です。
また、自分の移住希望先に移住支援制度があるかなどを見ておくことも大切です。昨今は各自治体が移住者向けに助成金や手厚い支援をしている場所も多いので、自分の移住希望先が該当の地域かなど、予め把握しておきましょう。
実際に見てみる
本やインターネットを使っての情報収集も大切ですが、やはり現地でしかわからないことはたくさんあります。実際その地に「住む」ということを想定して、現地の気温や人、自分の理想に近い場所かなど、実際に足を運んでみることが不可欠です。
賃貸から始める
田舎への移住の際は、まず賃貸を借りて住むことから始めるのも良いと思います。いきなり住宅を購入したあとで、「やっぱり違った・・・」となってしまっては手遅れです。まずは賃貸に住みながら現地の空気を感じ、自分の理想に合った場所かを見極めた上での住宅購入の検討をおすすめします。
資金を確保する
今は「人生100年時代」と呼ばれる時代です。長い老後生活を豊かに過ごすためにも、資金をコツコツためておくことは不可欠となっています。田舎でより理想の生活を送るためにも、年金以外の資金をしっかり確保しておきましょう。
まとめ
老後の移住についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?人生100年時代と言われる今、長い老後をいかに楽しむことができるかは、今後の人生の課題です。自分の理想の生活を楽しむためにも、今日のポイントをしっかり押さえた上で行動できるといいですね!
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