今までは「移住」というと、セカンドライフを楽しむために、都会で働いたあと定年を楽しむために移り住む、といったイメージが強かったですよね。
しかし、今は若者の地方移住の関心も高まっており、理想の場所に住まいを構えて、自分らしい生き方をする方が非常に増えています。
特に近年では、新型コロナウィルス感染症の影響でライフスタイルや働き方が大きく変わり、都会に住まなくても充実した人生を送れる可能性が広がりました。
いま大注目の「移住」について、どんな都道府県の人気が高いのかをまとめました!
目次
- 人気の地方移住先ランキング
- 人気の地方移住先【長野県】
- 人気の地方移住先【山梨県】
- 人気の地方移住先【静岡県】
- 人気の地方移住先【広島県】
- 人気の地方移住先【新潟県】
- 人気の地方移住先【福岡県】
- 人気の地方移住先【宮城県】
- 8位以降も魅力的な県がランクイン!
- 住みたい地方移住先ランキング【市区町村編】
- 地方に移住するまでの流れ
- 子供から大人までのびのび暮らせる長野県
人気の都道府県移住先ランキング
認定NPO法人ふるさと回帰センターは、毎年「移住希望地域ランキング」を公表しています。(参考元:ふるさと回帰支援センター)
近年地方移住の年間相談件数は増加傾向にあり、特に最近は20歳~30歳までの若者の割合が増えているといいます。
人気移住先は毎年変化する県もあれば、必ず入ってくる県もあり、その内実は年によって様々です。こういった人気の都道府県には人気の理由が必ずあります。今回は、ランキング上位に挙がってくる都道府県の特徴をみて、何故人気があるかその秘密を探っていきましょう!
人気の地方移住先【長野県】
本土の中心に位置する長野県。
北アルプスや南アルプスといった雄大な自然に四方八方囲まれており、県土の約8割を自然が占めています。
また、8県と隣接し、関東にも関西にも移動がしやすいその立地から、移住先として毎年不動の人気を誇っています。
豊かな自然と首都圏からも便利な立地で、田舎暮らしを考える方に注目されている長野県。
同じ坪面積でも都会より土地費用がグンとお安いため、セカンドハウスの購入にも多く選ばれています。
長野県への移住に興味がある方はこちら。
長野県・信州への移住
長野県は移住希望地域1位!
宝島社が発行している「田舎暮らしの本」2022年2月号による、2022年移住したい都道府県ランキングで、長野県が1位に選ばれました。平成18年以降、16年連続の1位です。
自然豊かな環境でありながらアクセスも良く、そのゆとりある生活を求める方が多いということが読み取れます。
移住者が多い
長野県の統計を見ると県への移住者の数は2022年度、過去最多の3000人超であり、またその数を今後増やすために長野県も目標を掲げています。(参考元:長野県統計ステーション)
また、長野県への転入者が転出者を上回るような年もあり、長野県への移住注目度がかなり高まっているといえます。そのため長野県にはたくさんの移住者がいるため、自分が移住したときも先輩がたくさんいるのは心強いと思います!
自然に囲まれてアクティビティも充実
長野県は自然が豊富で、スキーやスノボ、登山などのアクティビティフィールドが充実しています。長野県のスキーゲレンデを求めて、毎年世界中から多くの観光客が訪れます。また、日帰り温泉施設の数は全国1位となっており、仕事帰りにつかれた体を癒しに温泉に寄って帰宅する方も多いです。
自治体の支援が充実
長野県は移住者を増やし人材不足の解消を図るために、独自の移住支援制度を設けています。また各市町村では子育てに関する給付金などを出しているところも多く、子育てが非常にしやすい環境が整えられていることも魅力の一つです。
長野県に移住をお考えの方は、希望する市町村がどのような支援や給付金を出しているか、予めチェックしておきましょう!
長野県の住宅購入について
長野県で土地探しから家づくりをする場合、住宅用地にかかる費用が都会と比べてぐっと安く抑えられます。
例えば、長野市で住宅用地を購入する場合の平均坪単価は19万円。
東京都世田谷区の平均坪単価239万円に比べると、10分の1以下の費用で土地が買えるのです!
長野県でもっとも栄える長野市でこの価格なのですから、さらに他の自治体であればもっと割安に土地が手に入ります。
土地代の安い長野県ならば、それだけ広くゆとりある敷地を確保出来たり、予算を建物に多く充てることができますね。
参考元:
土地価格相場が分かる土地代データ
長野県から首都圏へのアクセス
長野県には北陸新幹線が通っており、東京駅から長野駅まで最速80分で到着できます!
さらに、軽井沢駅までは65分という近さ。
長野県の東信エリア・北信エリアは、関東圏からのアクセスが非常に優れています。
中信エリアへのアクセスは、特急あずさが便利。
新宿駅から出発すると、上諏訪駅まで2時間40分、松本駅まで3時間程度で到着します。
伊那市・飯田市などの南信エリアは、中京・関西圏から高速道路でアクセスしやすい立地です。
長野県のおすすめエリア
首都圏との行き来が多い方に人気なのは、日本を代表する別荘地「軽井沢」エリア。
避暑地としての人気も高く、テレワークが主流となった今、アクセス面でも都心からの移住にお勧めです。
また、最近では小中一貫校も開校したため、教育を目的とした30~40代の移住者も増加傾向です。
<軽井沢町の情報>(令和3年 軽井沢町HP参照)
人口 | 19,783人 |
世帯数 | 9,082世帯 |
標高(役場) | 938m |
平均気温 | 9.1℃ |
最高気温 | 30.3℃ |
最低気温 | -12℃ |
日照率 | 48% |
また、軽井沢町の隣に位置する御代田町は、軽井沢に比べて、土地代を抑えられることもあり、人気が高まっています。
そして、自然が豊かな八ヶ岳山麓のエリアも根強い人気。
諏訪湖を臨む諏訪市周辺も良いですが、より自然環境の豊かさを求めて富士見町・原村を選ばれる方も多いです。
都会との行き来がそれほど頻繁ではない方には、松本・安曇野エリアも人気が高いですね。
松本城を中心とした城下町である松本市や、別荘地も多い安曇野市は、その文化レベルの高さも魅力のひとつでしょう。
関西方面からは、伊那市や飯田市などの南信エリアが人気です。
天竜川沿いに広がる伊那谷の穏やかな風景や、南アルプスと中央アルプスの山並みなど、南信州ならではののどかな自然環境に恵まれています。
長野県のなかでは比較的、寒さや積雪に悩まされることも少ないでしょう。
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山梨県
山梨県といったら、何といってもやっぱり富士山!また、フルーツ大国としても有名な山梨県では、季節を通しておいしいフルーツを味わうことができます。交通の利便性も良く、東京都と隣接しているため首都圏まで高速を利用して約1時間で行くことができます。
移住の人気ランキングは?
山梨県は、隣接する長野県と争い毎年1位と2位を行ったり来たりしています。移住ランキングでライバルの長野県よりも都心に近く、高速道路や特急を使ってすぐに都心にアクセスできるところが魅力です。新幹線や特急を利用した通勤が増えることが予測される今、移住先として注目の県といえるでしょう。
先ほどご紹介した、宝島社が発行している「田舎暮らしの本」2022年2月号による、2022年移住したい都道府県ランキングでは3位となっています。
都心へのアクセス
山梨県は東京都と隣接しており、高速道路を使えば約1時間で首都圏に行くことができます。県庁所在地である甲府からは新宿行の特急列車も出ているため、これに乗れば新宿まで90分で行くことができます。この利便性の良さから、山梨に居住の場を置いて東京に毎朝通勤される方も多いです。
自然豊かな環境
山梨県といったら、何といってもやっぱり富士山!富士山のまわりには河口湖や山中湖などの「富士五湖」があり、湖畔のキャンプ場も多く、美しい富士山を楽しめる環境が充実しています。富士山以外にも、八ヶ岳などの美しい南アルプスも望め、どこにいても自然を楽しめる環境となっています。また、フルーツ大国としても有名な山梨県では、季節を通しておいしいフルーツを年中味わうことができます。
空き家バンク制度がある
山梨県には、使われていない空き家を、移住希望者に貸し出しする「空き家バンク制度」があります。移住で一番気になる「住まい」の部分を、自治体が手厚くサポートしてくれる体制が整っているのは心強いですね!この制度について気になる方は、山梨県に問合せをしてみましょう。
山梨県で特に人気の地域は北杜市
山梨県北杜市は、山梨県中北地域にあり、八ヶ岳や南アルプスを望める自然豊かな場所です。また、県庁所在地の甲府市にも近く、利便性の面でも住みやすい地域といえます。年間を通して、降水量が少なく、日本一ともされる日照時間により新鮮でおいしいお米や野菜などの農産物が豊富です。
<北杜市概要> 参照:北杜市HP
人口 | 46,125人(R4.9.1) |
世帯数 |
21,964世帯(R4.9.1) |
年平均気温 |
12.1℃ |
交通(車) |
中京方面から約2時間30分/東京方面から約1時間20分 |
交通(電車) | 中京方面から約2時間20分/東京方面から約2時間 |
静岡県
山梨県と同じく富士山を望める静岡県。人気2トップを争う長野県や山梨県は内陸県でしたが、広大な太平洋に面する海沿いの静岡県も人気上位に君臨しています。静岡県内だけでも伊豆や浜松、熱海といった誰もが馴染みのある人気観光地を有しており、毎年多くの観光客も訪れる人気の県です。
人気ランキング内では?
静岡県は、2019年ランキングで3位に入っています。2015年時点では4位だった静岡県も、そこから2位3位を行き来しており、年々ランキング順位を上げている注目の県です。
また、最新の「田舎暮らしの本」2022年2月号によるランキングでは、長野県に次ぐ第2位です。
温暖で過ごしやすい気候!
静岡県は温暖で年中暖かい気温を保っています。そのため、その過ごしやすさから近年移住先として人気を集めています。冬は暖かく過ごしやすい気候で、夏は都市部よりも涼しい気候のため、暖房代や冷房代を抑えることができることも人気の理由なのです。
首都圏、関東圏へのアクセスが良好!
電車や新幹線を利用してすぐに東京都にいけるところも魅力の一つです。そのため仕事場は東京にありながら静岡に居住する方も多いです。新東名高速道路も開通したことで車での利便性も良くなったことから、気軽に外の県に出られることも人気の理由なのです。
家賃/物件が安い
利便性もよく、観光地や商業施設も多く栄えていながら、東京都に比べ圧倒的に家賃が安いのが静岡県の特徴です。坪単価平均は、2020年時点で東京都平均が340万/坪なのに対し約27万/坪となっており、数字としては約10倍の開きがあります。そのため土地購入費をかなり安く抑えられ、同じ金額でも広い土地を購入できるといったメリットがあります。
また家賃も安く、2万円代から住めるアパートなども充実しているため、まずは気軽にアパートを借りて週末のみ静岡で過ごしてみるなど、試験的に静岡の暮らしを体感してみるのも良いかもしれません。
静岡県で人気のエリアは?
田舎暮らしの本で有名な、2022年版第10回住みたい田舎ベストランキング(人口20万人以上のまち)で、
- 若者世代単身者が住みたいまち部門 第1位 静岡県静岡市
- 子育て世代が住みたいまち部門 第1位 静岡県静岡市
- シニア世代が住みたいまち部門 第3位 静岡県静岡市
と、圧倒的な人気を誇るのが「静岡市」です。
県庁所在地でもある静岡市は、東京都から新幹線で1時間という立地かつ、人口70万人の政令指定都市であり、the都会です!!
都会でありながらも、身近に海、山、川といった自然が豊富にあるという点が人気のひとつでもあります。最近では奥静岡=オクシズという山間地も人気を集めているようです。
<静岡市概要>参照:静岡市HPより
人口 | 68万6千人(R4.9.1) |
世帯数 | 30万世帯 |
アクセス | 東京から新幹線で約1時間 |
広島県
広島県は中国地方の真ん中に位置する県で、瀬戸内海に面しています。県内には2つの世界遺産があり、国内外から毎年多くの観光客が訪れます。都市部は高層ビルなどで栄え、都市機能が充実しているため、生活の利便性もとても良いです。そんな広島県にはどのような魅力があるのでしょうか?
近年の広島県のランキング順位は?
2017年まで広島県は最高4位の順位となっていた広島県ですが、2019年時点ではなんと2位にランクインしています。地方中枢都市の1つであり、大企業の支店や政府中央官庁の出張機関などが集中しており、多くの雇用の場があるため移住を考えやすいことも順位を上げている要因といえます。
都市部と自然が近い
広島市内は中枢都市で非常に栄えていながら、瀬戸内海など自然豊富な場所まで1時間弱ほどで行けてしまうため、週末は瀬戸内海に遊びにでかけて自然を楽しんだり、都市部でショッピングを楽しんだりと、気分に合わせていろんな過ごし方を選択できることも魅力なのです。
子育て支援が充実
広島県は子育て支援が手厚く、充実しているため、その制度を求めて子育て世代からの人気が高いです。子供の医療費で補助が受けられたり、子育てに関して情報交換を行える場所が充実していたりと、県を上げて子育てをサポートしています。
Uターン・Iターンを促進
広島県は各自治体でUターンやIターンを促進する取り組みを行っています。地方への転職活動には何かとお金がかかるものですが、宿泊料やレンタカー代に補助金を出したり、Uターンで就職した人に奨励金を出してくれる制度など、なかなか他の県では見られないような魅力的な施策が充実しているのです。
広島県で人気のエリアは?
観光地としても人気の広島件ですが、人気のエリアも多数!その中でも、日経BPの「シティブランド・ランキング ―住みよい街2022―」で、中国・四国エリアランキングで、広島市が第6位、廿日市市が第7位に選ばれています。
広島市は、県庁所在地としても有名ですが、廿日市市はその南隣にあり、広島駅まで電車で約20分と通勤圏内。海と山にも近く、自然豊かでありながら、アクセスが良く便利で穴場的な場所として人気のようです。
<廿日市市概要> 参照:廿日市市HP
人口 | 116,317人(R4.9.1) |
世帯数 | 52,964世帯 |
アクセス | 広島駅から約20分 |
新潟県
日本海側にあり、海の幸やお米、日本酒などおいしい食べ物にも恵まれた新潟県。冬は季節風の影響により、「雪が多い」といったイメージも浸透していますが、そんな新潟県も毎年上位に挙がっています。
ランキング順位は?
最新のデータでは2018年で5位、翌年は7位と、それまで10位圏外だった新潟県も着実に順位を上げています。また、年代別で見ると、20代以下からの人気も高く、常にトップを誇る長野県を押しのけて若者からの人気は第一位となっています。
おいしい食べ物が豊富!
新潟県は、とにかく何を食べても食べ物がおいしいです。筆者も新潟に訪れて食事をしたときは本当に感動しました(笑)お米のみならず、日本海側で獲れる豊富な海の幸、地酒など、名産品は多岐にわたり、年中美味しい食べ物を堪能できます。
首都圏に移住相談窓口が常設!
新潟県は県を上げて移住施策に取り組んでおり、首都圏には移住者のための相談窓口が4箇所常設されています。これは全国でトップの多さです。現在東京に住んでいて新潟に移住を考えている方は、こういった窓口を気軽に利用してみると良いと思います。
家賃/物件が安い
新潟県の1LDK~2DK家賃の平均は5.6万円となっており、全国的に見てもかなり安く、お得な数字となっています。首都圏のおよそ2~3分の1ほどの家賃で住めるため、毎月の出費もおさえることができ、ゆとりのある生活が実現できます。
新潟県で人気のエリアは?
南北に長く、面積も広い新潟県は、移住地の人気も様々。花火でも有名な長岡市もその一つです。長岡市は新潟県の中で、2番目に人口が多い都市で、約26万人の方が暮らしています。一年の平均気温は14.2℃ですが、ご存じの通り日本海側特有の冬は寒く降水量が多め、夏は湿度が高いという気候です。また、子育て世代にはうれしい、「子育ての駅」の整備が進められ、全支所に子育てコンシェルジュが配置された設備があります。
<長岡市概要> 参照:長岡市HP
人口 | 26万2,100人(R4.9.1) |
世帯数 | 109,955世帯 |
平均気温 | 14.2℃ |
アクセス | 東京へのアクセス 新幹線で約90分 |
福岡県
福岡県は九州地方の北部に位置する県で、九州地方で最も人口の多い県です。また、福岡市は地方中枢都市となっており、九州の政治経済の拠点となる都市となっています。
近年の福岡県ランキング順位
2015年にはランキング圏外だった福岡県ですが、2016年以降人気が上がり、5位や6位などに食い込んでくることが多くなりました。
コンパクトシティで、世界に認められた住みやすさ
コンパクトシティをご存じでしょうか?これは、生活圏が小さくまとまり、買い物も居住も通勤もしやすい環境のことを指しています。福岡県はコンパクトシティの機能を果たしているため生活もしやすく、こういった住みやすさから2016年にイギリスロンドンの情報誌「MONOCLE」にて、住みやすい街ランキング12位にランクインしました。世界的にも手も住みやすく魅力ある街として評価されている、とても魅力ある県となっているのです。
グルメが豊富!
福岡県には博多ラーメンやもつ鍋、いちごのあまおうなど、ご当地グルメが満載で何を食べてもおいしいです。屋台や飲食街も充実しているため、グルメ好きの方には持ってこいの移住先となっています。
福岡県で人気のエリアは?
魅力的なエリアが多い福岡県。移住を検討する方におすすめしたいのは、人気の地域の一つ「糸島市」です。福岡市の西側にあり、糸島半島をもつ糸島市は、美しい海岸線と、山々に囲まれた自然豊かな街です。
また、博多駅や福岡空港にも乗り換えなしでアクセスできる利便性があり、住みやすい地域となっています。定期的に移住相談会も実施しているようなので、検討させる方はぜひ!
<糸島市概要>参照:糸井市HP
人口 | 103,520人(R4.9月) |
世帯数 | 45,214世帯 |
面積 | 215.69平方メートル |
宮城県
東北地方に位置し、歴史も文化も満喫できる宮城県。
豊かな自然と海に恵まれ、年中美味しい食べ物を味わうことができます。
そんな環境でありながら、東北地方のなかでは規模の大きい地方都市である、仙台市を県庁所在地としており、都市部と自然の両方を楽しむことができるのも魅力です。
近年の宮城県ランキング順位は?
宮城県の移住人気ランキングは第5位に位置しています。
冒頭でも述べたとおり、グルメや観光、住みやすさや豊かな自然など、さまざまな魅力がある宮城県は、幅広い世代からの注目を集めています。
また、東北新幹線が開通しており、都心へのアクセスも良好であることから、今後移住先としてますます注目されていく県であるといえるでしょう。
新幹線で東京駅まで約1時間半
一見すると都心部から離れているように感じる宮城県ですが、新幹線「はやぶさ」を利用すればなんと東京まで1時間半で行くことができます。
仕事上、頻繁に東京に行くという方や、テレワークの方にも適した立地です。
歴史もグルメも満喫できる
宮城県は、伊達政宗や平泉に代表されるように、歴史や文化の根付いた街です。
ほかにも、牛タンやずんだ、萩の月など、全国的にも有名な食べ物が多くあり、グルメも満喫することができます。
また、東北地方の沿岸はリアス式海岸が発達しており、おいしい魚介類を新鮮な状態で楽しむことができます。
観光の面でみても魅力的なポイントがたくさんあることから、移住先として視野に入れるのに申し分のない場所であるといえるでしょう。
景色が綺麗
桜、海、紅葉、樹氷など、宮城県には四季折々景色が楽しめるスポットが目白押しです。
そのほか、松島やリアス海岸沿いに臨む海の景色も美しく、まさに絶景の宝庫であるといえます。
宮城県で人気のエリアは?
東北唯一の政令指定都市である仙台は移住にもおすすめ。杜の都と称され、豊かな自然と、暮らしやすさが調和する街です。大都市だけあり、様々な施設が充実。東北新幹線で東京まで1時間半というのも魅力の一つです。
そんな仙台市への移住については、「移住支援金」が用意されています。(東京圏からの移住に限る)一定の要件を満たせば、世帯100万円が予算の範囲内で支給されます。いくつかの諸条件があるため、こちらのページにて確認をおすすめします。
<仙台市概要>参照:仙台市HP
人口 | 1,099,387人(R4.9月) |
世帯数 | 539,534世帯 |
保育所の数 | 164所 |
病院の数 | 56院 |
人気の移住先・信州での暮らしの様子が分かる!建築実例集プレゼント
8位以降も魅力的な県がランクイン!
ここまで上位の県をご紹介してきましたが、8位以降にも魅力的な県が多数ランクインしています。
上位の県はコロナ前も現在も変わらず人気の県ですが、コロナでテレワークなどが普及して以降、8位以降には関東近郊の県が多くランクインしてきました。
ここでは、そんな県に加えて8位以降上位にランクインした県をいくつかご紹介していきます。
神奈川県
神奈川県は、最新のデータで移住したい県ランキング9位にランクインしています。
神奈川県は、東京都についで関東圏で人口の多い県です。
そのような環境で、田舎暮らしを楽しめないのでは?と考えてしまう方も多いと思いますが、神奈川県は、川崎市や横浜市など、人口の集中しているエリアと、湘南地域や三浦半島のような自然に囲まれたエリアとではっきり別れています。
そのため、田舎暮らしも都会暮らしも両方満喫することができ、「田舎過ぎない地方移住」をしたい人にはぴったりの県なのです。
田舎を楽しみたいという人は、休日にサーフィンをしたり、美味しい海産物を堪能したりして神奈川県を満喫することができます。
また、箱根をはじめとした温泉地も充実しており、気軽に週末に日頃の疲れを癒やすことができます。
群馬県
10位には、群馬県がランクインしました。
群馬県は、県庁所在地である高崎駅などの駅周辺に商業施設が充実しており、複数の在来線や新幹線が通っているため、通勤や通学などに大変便利な立地です。
加えて3つの高速道路が利用できることから、休日は他県へのレジャーも楽しむことができ、交通の面では申し分のない立地であるということができます。
また、群馬県は都心部に近い立地ながらも自然も多く、草津温泉をはじめとした温泉施設も充実しており、週末は気軽に郊外へ遊びにいくことができます。
茨城県
茨城県は、最新のランキングでは12位にランクインしており、前年は20位圏外だったところから大幅に順位を上げました。
「都道府県魅力度ランキング」では最下位になってしまうことも多かった茨城県ですが、実は茨城県は生活・仕事面の両方から見てとても暮らしやすい県であり、その魅力を知る方から移住の人気が高まっています。
人気の理由の一つ目として挙げられるのは、茨城県の住環境です。
茨城県全体の可住地面積は全国4位となっており、夢のマイホームを建てたいと考えている人も、気に入った場所を見つけることができます。
また、1軒の住宅あたりの敷地面積は424.79㎡となっており、全国でトップを誇っています。全国平均は263.23㎡であることからも、いかに広いかが分かります。
そのほか、つくばエクスプレスを利用すれば最短45分で秋葉原駅にいくことができるほか、空港も兼ね備えているため、気軽にいろいろな場所に遊びにいくことができます。
栃木県
栃木県の最新のランキングは、第13位です。
茨城県と同様、前年の20位圏外の順位から大幅に順位を上げました。
栃木県は、県内で日光エリア・県南エリア・県東エリア・県央エリア・那須エリアの5つのエリアに分かれており、それぞれに独自の魅力があります。
自然に囲まれた栃木県は、文化や歴史も盛んな県で、日光東照宮をはじめとして数々の歴史ある建物が残っています。
また、全国的に有名な宇都宮餃子など、グルメも盛んであり、加えて新鮮な野菜も手に入ることから毎日おいしい食卓を囲むことができます。
県も移住支援に積極的に取り組んでおり、気軽に移住の相談をすることができます。
たとえば、栃木市には移住体験施設「栃木市お試しの家」があり、1泊から最大1ヶ月、栃木市での生活をお試ししてみることが可能です。
もし栃木県を気に入って移住を決めた場合でも、「空き家バンク制度」を利用すれば気軽に家を決めることができます。
そのほか、さまざまな支援策を県が実施しているため、気になる方はぜひ調べてみてください。
住みたい地方移住先ランキング【市区町村編】
ここからは【市区町村】別に、人気の住みたい地方移住先ランキング1位から5位までを、おすすめポイントと合わせて挙げていきます。
1位 北海道沼田町
1位は、北海道沼田町です。北海道北部にある、人口3000人弱ののどかな町です。
北海道らしい大自然に抱かれた環境でありながら、学校や役所が500m圏内にあるので便利に過ごしやすい町になっています。
2位 島根県飯南町
2位は島根県飯南町です。農業が盛んで山と海に囲まれた栽培にピッタリの環境です。
それぞれの暮らしに農業を取り入れて楽しんでいる方が多いようです。
3位 長野県宮田村
3位は長野県宮田村です。長野県の南部にある南アルプスと中央アルプスの間に位置しています。
徒歩圏内に福祉施設や医療機関、教育施設やショッピング施設なども充実しています。
アウトドアが楽しめる娯楽施設やスキー場もあります。
そしてアルプスに広がる四季折々の景色が魅力で、自然風景がお好きな方にたまらない移住先になっています。
【参考記事】
長野県宮田村へ移住!2021年住みたい田舎ランキング1位に選ばれた村の魅力を紹介!
4位 大分県豊後高田市
4位は大分県豊後高田市です。NPO法人や市民での活動が盛んに行われていて楽しい暮らしを盛り上げています。
5位 島根県雲南市
5位は島根県雲南市です。古墳や歴史を感じる遺産が多数あり歴史を感じながらの暮らしがあります。
人気の移住先・信州での暮らしの様子が分かる!建築実例集プレゼント
地方に移住するまでの流れ
ここからは地方に移住するまでの準備についてです。
ここまでのおすすめ人気移住先ランキングを踏まえて、気になる移住先が見つかった方も、移住後の暮らしやお仕事など、不安なことが出てきますよね。
そこで、オンラインの移住相談会や移住相談所を利用し、実際に移住して活動されている方のお話なども聞きながら、移住を検討するのがおすすめです。
地域を知る人に相談しよう!
地方に移住すると、それまでのライフスタイルが大きく変化します。
移住を最終決定する前にできるだけ情報を集め、地域の方の声を聞くことが大切になってきます。
移住してみたいけど相談する相手がいない、まず何から始めたらいいかが分からないなどのお悩みのある方は、希望移住先の市町村などに問い合わせてみるのもよいでしょう。
最近では移住支援課などの専門部署をもつ自治体も多くなっているため、移住者向けの情報を多く得られるはずです。
また、地域に密着した住宅会社である私たちフォレストコーポレーションでも、長野県内のリアルな情報を熟知しています。
まずは移住の情報や信州を知るきっかけとして、お気軽にお問い合わせいただけると嬉しいです。
子供から大人までのびのび暮らせる長野県
長野県は穏やかな自分らしい時間を過ごせるため、移住や別荘に人気になっています。
地域によって色んな風景が楽しめて、より良い暮らしを支える制度が豊富であることも人気理由といえます。
働く若い世代にも、子育て親世代にも、セカンドライフを考えるシニア世代にも寄り添う沢山の町が集まり、充実した暮らしを送れる町づくりが進んでいるんですね。
わたしたちフォレストコーポレーションは、毎年ランキング1位を誇る長野県で、県産材を使った家づくりに取り組んでおります。
信州への移住をお考えの方は、お気軽に当社までお問合せ下さい。
私たちは設計士や施工管理士といった建築のプロでありながら、全社員が「信州コンシェルジュ」として豊かな信州ライフをサポートしていきます。
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