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別荘の相場ってどれくらい?軽井沢を例に徹底解説

公開日:2022/01/13(木) 更新日:2024/01/16(火) 新築別荘・売地

別荘の相場ってどれくらい?軽井沢を例に徹底解説

時間に追われ、毎日忙しく過ごしている人は自然の中で日々の疲れを癒したいと別荘に憧れるのではないでしょうか。
しかしいざ別荘を建てる時にはどれほどの費用がかかるのでしょうか。
この記事では別荘で人気の軽井沢を例に費用の気になるあれこれを解説していきます。参考にしてくださいね。

 

INDEX

 

 

別荘建築にかかる費用内訳と相場

電卓と家の模型

一般の住宅を建てる場合と同様に、別荘の建築費にも相場は存在しません。
土地の場所、面積、家の面積、設備グレード等により費用は大きく変動します。

例えば、利便性が高く、ブランド力のある人気の土地であれば土地価格は高くなり、そうでなければ費用を安く抑えることが可能です。
家の費用であれば、規模が建設費に大きく影響します。
別荘を1人あるいは夫婦2人で使う場合と、子どもや友人が遊びに来る想定では自ずと大きさが変わります。

別荘建築にかかる総額の内訳は一般の住宅の場合と基本的に同じです。
土地取得費、建物の設計施工費、不動産取得税などの税金や仲介料などの諸費用がかかります。

少人数が利用するコンパクトな建物で、場所や素材、設備などにこだわらなければ2,500万円ほどで建築できる場合もあるでしょう。

土地の購入費用は、地域によって坪単価が大きく異なります。
坪単価が10万円未満の土地から数十万円まで差が開くため、確認が必要です。
また当然に、坪単価が同じでも広さが異なれば土地価格は変動します。
特に別荘地では地域によっては土地面積を一定以上確保する条例等があるため、坪単価が安くても広い土地を購入することにより土地代が高くなってしまう可能性があります。
購入する土地の形状や状態にも注意が必要です。
傾斜地であれば造成費が数百万円単位でかかる可能性があり、総額が増えてしまう可能性があります。

別荘を検討する際には土地と建物、諸費用の総額から資金計画を立てておくことが大切です。
気に入った土地を購入できても、建物費用が少なくなってしまえば満足のいく別荘が建てられません。
土地を購入する際には、そこにどんな規模の建物が建てられ、総額いくらになるか住宅会社にアドバイスをもらうと良いでしょう。

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別荘の維持費内訳と相場

別荘を所有していると、かかってくるのが維持費。利用できる状態に保つには様々な維持費がかかります。
維持費も別荘の立地や規模、管理の方法によって異なります。維持費の内訳と相場は次の通りです。

 

管理費

芝刈り機

別荘を長期間使わない場合は、管理会社に清掃や見回りを依頼することができます。
費用は、管理会社やどの程度の管理を任せるのかによって異なります。

週末などに別荘を利用して自身で管理ができる場合には不要ですが、日常の生活圏から離れた別荘になかなか行くことができない都合も出てくる可能性もあるため、管理会社へ依頼する場合の費用も確認しておくと安心です。

自分で管理を行う場合には、雑草や庭木の管理に必要となる機械の購入費用等がかかるでしょう。

地域によってかかる費用も念頭に置いておきましょう。
管理別荘地では、共益施設管理費がかかります。
ゴミの処理料金が、管理費とは別に必要なところもあります。
土地が借地なら、地主との間で取り決めた借地料が必要です。
高原など冬に寒い土地では、除雪の費用も見込んでおきましょう。
温泉つきの別荘の場合は、毎月の使用料と配管の維持のために10年に1回ほど更新料がかかります。
湿気の多い地域では、除湿機を設置してカビやダニを防ぐ必要があります。

 

通信費

wifiルーター背面のコード

インターネットを利用するのであれば、Wi-Fi環境が必要です。
光ケーブルなどのインフラがない場合は、整えなければなりません。
高原などの別荘でWi-Fiを使えない場合は、固定電話が必要になることもあります。

 

火災保険料

使用しない期間が長い別荘では、火災保険に入っておくと安心です。
一般的には火災だけでなく地震を除く台風などの被害や、雪の重みや落下などによる事故、雪崩によって生じた被害も補償されます。
しかし通常の火災保険は住居を前提としており、別荘で火災保険に入るには事務所や店舗用の一般物件となります。その場合、通常よりも保険料は割高です。

 

水道料と光熱費

エアコンとリモコンを操作する手

別荘の維持費で見落としがちなのが、使っていない間にかかる電気やガスの基本料金です。プロパンガスを利用している場合は、都市ガスよりも割高になります。
寒冷地では暖房費もかかりますが、暖房の方法によって費用は異なります。
光熱費以外にかかる上下水道料が月額制の場合も、使っていない間の費用が必要です。別荘地の水道料を高く設定している自治体もあるので確認しましょう。
寒冷地では水道料金に加え、冬季の水道管凍結防止費用がかかります。
トイレが簡易水洗の別荘では、下水道料の代わりに汲み取り費用がかかります。汲み取り頻度はタンクの容量や利用人数などによって変わり、費用も連動します。
その他、NHKの放送受信料がかかります。自宅を主契約した場合は、家族割り引きで別荘の受信料は自宅の2分の1になります。
広い意味では、別荘までの交通費も維持費といえるでしょう。

 

税金

自宅と同様にかかるのが固定資産税と住民税です。
固定資産税は、土地家屋の評価額に1.4%の税率をかけたものです。
住民票のない市区町村に別荘を所有している場合の住民税は、一律負担の均等割りのみとなります。自治体によっては住民税ではなく別荘税という名目のところもあります。
別荘が市街化区域に当たる場合は、都市計画税も必要です。

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エリアによっても相場は異なる

土地の価格はエリアによって大きく相場が異なります。ここでは別荘地として人気の軽井沢を例に、土地相場の目安をご紹介します。

 

旧軽井沢・新軽井沢エリア

夏の万平ホテル

旧軽井沢銀座通りのあるこのエリアは由緒ある別荘地として人気が高く、坪単価も最も高くなっています。
通りから一本入ると歴史ある建築物や洗練された飲食店が集まり、別荘地らしい暮らしを楽しむことができます。別荘地らしい景観が素敵で、整備された環境にあるため過ごしやすいでしょう。

新軽井沢エリアは軽井沢駅の北側の地域です。
旧軽井沢エリアと比較すると木々は少なくなり、住宅や飲食店が立ち並びます。駅にほど近いため利便性が高く、定住者にも人気があります。

このエリアはGWや夏場、観光客が多く集まり、町がにぎわいます。道路渋滞が起こるため注意が必要です。
坪単価は30万円~となります。

 

中軽井沢 千ヶ滝・星野エリア

千ヶ滝

星のやが運営するハルニレテラスを中心に、宿泊施設が点在する自然豊かなエリアです。
国設野鳥の森には遊歩道があり、野鳥や自然を観察しながらゆったりとした時間を過ごすことができます。軽井沢を流れる湯川の上流にある千ヶ滝も散策ができるスポット。夏も涼しく過ごせる水場です。

軽井沢の中でも温泉施設が集まるこのエリア。自然と温泉で心身を癒すことができそうです。美術館も楽しめますよ。

軽井沢駅から路線バスも出ています。坪単価は15万円~です。

 

南軽井沢 プリンスエリア

軽井沢アウトレット

軽井沢駅の南側、アウトレットやゴルフ場が集中するエリアです。
スキー場もほど近く、冬季はウィンタースポーツも楽しむことができます。
娯楽施設が集まり、別荘でくつろぎながらもスポーツを楽しみたい、アクティビティを楽しみたい方に向いています。

このエリアは上信越道の碓井軽井沢インターに近いため、マイカーで行き来する方にも便利な地域です。坪単価は20万円~となっています。

 

南原・南ヶ丘エリア

このエリアは軽井沢駅の南西に広がる軽井沢らしい閑静な別荘地です。
旧軽井沢エリアよりも観光客が少ないため、落ち着いた環境で過ごすことができます。
古くから学者や文化人が集まり別荘を持った地域でもあり、高級別荘地として知られています。整備されながらも自然が多く残る美しい景観が魅力です。

イタリアンやフレンチの有名店が集まるグルメ通りがあり、食を楽しむこともできます。

駅までのアクセスもよく、自然と利便性を両立できる環境です。坪単価は20万円~です。

 

塩沢・風越エリア

中軽井沢駅

中軽井沢駅の南側に位置するこのエリアはスーパーやホームセンター、市場など商業施設が集まり、定住者にも人気のある地域です。森林の中というよりは街であるため1年を通して住みやすい環境です。

大型の公園や文化施設、スケート場やカーリング施設などを始めとしたスポーツセンターもあり、ファミリーも過ごしやすいでしょう。都市部からの入学も多い風越学園もこのエリアにあります。

しなの鉄道中軽井沢駅へのアクセスが良く、通勤通学にも便利です。坪単価は8万円前後となっています。

 

借宿・追分エリア

追分宿

軽井沢駅から西側に車で約15分ほど走らせた場所です。
古くは宿場町であったエリア。街道の歴史を感じられる街並みが残っています。カフェやレストラン、雑貨店なども集まり散策を楽しむことができるでしょう。

しなの鉄道の信濃追分駅があり、通勤通学に便利な地域です。坪単価は軽井沢の中では最も低く、5万円前後です。のどかな環境に別荘を持ちたい方に人気です。

 

◎下の動画では軽井沢の各エリアについて特徴や坪単価を解説しています。土地の探し方についてもご紹介しているのでぜひご覧ください。

 

 

中古別荘購入の際の注意点

森に建つログハウス

中古の別荘なら、新築よりも手頃な価格で購入することができます。

しかし、新築にはない費用が発生するため注意が必要です。
水周りなど劣化しやすい部分やシロアリ被害などの確認が欠かせません。場合によっては修繕しなければ利用できない可能性もあります。
長い間使われていない別荘は、庭や外構など建物の周りも手入れする必要があるでしょう。

リフォームによって好みの空間にできる点も中古の別荘を購入する魅力の1つですが、修繕費用が思いのほかかかってしまい、新築と同じ費用になってしまったといった後悔も見受けられます。購入前によく検討しましょう。

またランニングコストも新築と同様にかかりますが、中古の別荘ではもともと築年数が経っているという点で建て物の修繕や設備の修理の頻度が上がります。
イニシャルコストと共にランニングコストにも注意して購入しましょう。

 

 

別荘の購入に利用できるローンのメリット・デメリット

別荘購入の資金調達に使えるローンを2つご紹介します。

 

セカンドハウスローン

セカンドハウスローンは、文字通り第2の家を購入する際に使えるローンです。別荘も対象になります。
セカンドハウスローンの審査には、一般の住宅ローンよりもより安定した収入が求められます。年収や勤続年数の条件がより厳しいものとなります。
また金利も一般の住宅ローンに比べて高くなります。
ただ審査に通れば、最大2億円の借入ができるなど、自己資金を使うことなく別荘を手に入れることが可能となります。

 

フラット35

銀行で打ち合わせをしているイラスト

フラット35は独立行政法人住宅金融支援機構と、300を超える民間金融機関が提携して扱っている住宅ローンです。
35年間固定金利の安心感と保証人不要、団信加入任意など多くの人が利用しやすい条件が整っている点が魅力の商品です。

セカンドハウスローンと異なり、住宅ローンと同等の金利で借り入れをすることができるため、別荘を購入される方は一度検討してみると良いでしょう。

 

 

別荘を維持するためのポイント

自身で別荘を管理するのであれば、自宅からのアクセスを優先して検討しましょう。アクセスが悪いと別荘に行く頻度が減り、別荘の維持が難しくなります。

管理会社に依頼すれば、庭の手入れを含む別荘の管理を任せることができます。一方で管理費用についてはよく検討する必要があります。

別荘を長期間使わないときは、別荘を貸し出すという方法もあります。
賃貸経営を行う場合は、年単位で普通借家契約を結んで貸し出します。この方法なら安定した収入が見込め、入居者が別荘を管理をしてくれます。ただし自分で使うことができないため、目的を考え直すことになります。

駅に停車する新幹線

 

 

後悔しない別荘計画を

別荘のある暮らしには憧れますよね。
しかしその建築や維持には大きな費用がかかります。特に土地から購入する場合はエリアによって土地代が大きく変わります。建物も同様に規模や設備によって価格が変動します。

理想の別荘を持つには、予めバランスの良い資金計画を立てておくと安心です。
資金計画や土地探しから相談できる住宅会社もあるので、一度プロに相談してみるよ良いでしょう。

フォレストコーポレーションでは自然豊かな環境に別荘地が点在する長野県で住宅や別荘を建設しています。
経験豊富なスタッフが土地探しや資金アドバイスをいたします。ぜひお気軽にお問合せください。オンライン相談も可能です。

 

 

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