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浅間山はなぜ「アサマヤマ」と呼ぶのか調べ始めたら止まらなくなった話【山と歴史の話】

柄澤 忠祐 柄澤 忠祐

浅間山は昔から軽井沢の町民や別荘族、遡れば中山道の旅人から親しまれてきたシンボリックな山です。

先日、火山警戒レベル2から1に引き下げられましたね。火口から2kから500mまで入山可能となった様です。

諏訪で住宅営業をしている横地くんがブログで自然のエネルギーが作り出した浅間山外輪山を書いてくれています。

浅間山は見る角度によっていろんな表情があります。

長野から車で軽井沢まで向かうと小諸市あたりから外輪山からちょこっと頭を出している浅間山を見ることができます。

(左の山と手前のゴツゴツしている山が外輪山。)

そのまま、サンラインを東へ進んでいくと浅間山の裾野とともに、全体があらわになってきます。

軽井沢町内で見るとこんな感じです。

さて本題の【浅間山はなぜ「アサマヤマ」と呼ぶのか調べ始めたら止まらなくなった話】

ある本を読んでいて登場した浅間大社(せんげんたいしゃ)は全国に系列の社が1300社もあるといいます。10歳の時に富士登山をした際にお参りしたことを思い出しました。ところで、なぜ「浅間」の字を使うのだろう、そもそも浅間山はなぜアサマヤマと呼ぶのだろうと気になってしまい、先日、古事記を解説する本を読んだのも後押しし、色々調べ始めたら面白くなってしまいました。(因みに古事記の話は西日本が殆どで、富士山は出てこない)

ということで浅間の語源は?

【① 南方系とアイヌ系の言葉を語源とする説】
物理学者の寺田寅彦氏によると「アサマ」は南方系の言葉を語源としているという説。
アソ(燃える)アス(煙)アスク(煙る)アサマ(爆発する)
長野県郷土史家の岡村知彦氏によると、アイヌ語でアソ―(噴火)オマイ(場所)「アソ―オマイ」噴火口のある場所と言われる。
所説はあるが、浅間山とか阿蘇山は噴火でできたカルデラをもつ火山の名前は、南方系とアイヌ系の人種の言葉が混ざり生まれた名前らしい。

【② 富士山を崇拝した朝熊山(あさまやま)を語源とする説】
富士山崇拝できる山は、西は三重県から東は栃木まで、数多くは富士山を中心に関東周辺に点在している。その一つに伊勢神宮がある三重県伊勢市にある朝熊山(あさまやま)が語源とされている説がある。
一方で芦ノ湖をカルデラ湖にもつ箱根浅間山や噴火した御岳山の南側にも浅間山があり、軽井沢・御代田・小諸・群馬に跨る浅間山は火山を崇拝するために浅間山と呼ぶようになったという事だ。

下の写真にある通り浅間と呼ぶ社は東日本に数多く存在するが、西日本で検索してもほとんど出てこない。九州には阿蘇山を望めるであろう立地で浅間神社が数カ所ある。

 

おまけに東北は

因みに、浅間大社は富士山の山岳信仰を起源にしており、平安時代の修験道から始まり江戸時代には信仰組織(富士講・浅間講)が整備されていく中で全国に浸透していく。浅間大社は浅間大神を祀ったことからそう呼ばれるようになった。江戸時代中期の江戸の人口は110万人とも言われており、江戸から富士山まで歩いて登る巡礼がかなり流行ったらしい。富士山の麓にある浅間大社に祀られているのは水の神コノハサクヤビメ(天照大神の孫の嫁)。
 富士山や浅間山の火山が噴火するごとに偏西風に乗った火山灰が大地を覆い(関東ローム層)、農作物の生育に深刻な被害を与えていたようなので、火山を鎮める意味でコノハサクヤビメを祀った浅間神社が関東平野を中心にに多く点在しているのも面白い。

諸説はあるようだが火山を鎮める信仰や富士山崇拝から「浅間(アサマ・センゲン)」という言葉が生まれたようだ。

火山活動がおさまったら一度、浅間山の山頂から富士山を見てみたい。

 





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